【建前】FF14のボイスアクターをしている豊崎愛生さんを研究してみたぞ!
【本音】〇年前に書いた気持ち悪い論文を、折角だからFF14にかこつけて再掲載したいぞ!
【本音】豊崎さん大好きなのでFF14でもっと登場して欲しいです!素晴らしい人物であることを以下に証明し、起用を待ちます!
※〇年前の論稿なので、稚拙な表現や文章が目立ちますが、手直しなしで載せます。
はじめに
吉川弘文館が発行している『人物叢書』の「刊行のことば」に次のような一節がある。「歴史を動かすものは人間である。個人の伝記が明らかにされないで、歴史の叙述は完全であり得ない」。歴史という語を「アニメ」に、人間という語を「声優」に当て込めてみても、然程の違和感はない。
今から数百年後には、多くの研究者が「平成の文化史」関連の研究を行っていることだろう。平成の文化を研究する上で、「アニメ」という文化はどのような位置づけを与えられているのか、個人的にも関心のつきないテーマであるが、無視できない研究対象であることは明らかである。既に指摘されている通り、例えば昭和戦後期の文化研究においても、古くは手塚治虫、時代が下っては『機動戦士ガンダム』など、アニメが社会に大きな影響を与えたことは少なくなく、これらアニメを取り巻く環境の考察をすることにより、当時の社会情勢を分析する一助となりうることは最早疑いの余地はない。(※1)。そして、そのアニメを研究する上で、声優という職種・個人もやはり看過することはできない(※2)。
以上の点を踏まえて、本研究では未来の研究者に多少なりとも寄与する「資料(データベース)・雑文」をまとめ残すことも含め、声優一個人の実証的把握を声優雑誌というメディアから試みるものである。
なお、本稿では各声優に対しては敬称略とし、〔 〕内は著者の注記とする。また、文章中の(※数字)は註を意味する。
(※1)社会に与えた影響の解り易い指標として、神田文人ほか編『昭和・平成現代史年表』(小学館、2009年)などの年表が参考になる。1981年のヒット映画の箇所に「機動戦士ガンダム」などの記述が見えている。
(※2)森川友義・辻谷耕史「声優の誕生とその発展」(『メディア史研究』Vol.13、2002年11月)において「「声優」は、テレビ・映画・ビデオ等の急増を背景として、現在ではマスメディアにおける重要な職業の一つとして認知されている」と冒頭で触れられている通りである。ただし、同論文は海外テレビドラマなどで活躍した声優に焦点があてられ、テレビアニメに関連した現在の声優については論文の「趣旨が異なる」としてふれられておらずさらなる研究の必要性も浮き彫りになっている。声優という用語については、同論文で「メディアを通じて、独自の創造力に基づき、言葉(時には歌唱を含む)により芸術を表現する人(55頁)」と定義されており、本稿もこれをとる。
■目的
①活字資料による豊崎愛生像の構築
(=多くの資料から豊崎愛生という人物を浮き彫りにする)
②確かな出典(活字資料)に基づく豊崎愛生の人物史の作成
(声優雑誌情報による年譜作成は可能か否か)
③声優雑誌が史資料として耐え得るか否かの検討
(あまり社会学的すぎず、歴史学的な構築を可能にする方法の模索)
④声優雑誌のみの情報から一個人の人間像・人物史の形成は可能かどうかの検討
(「Wikipedia」の「豊崎愛生」情報との比較・差別化)
④声優個人に対する学術的研究の可否
⑤肯定的感情を向けている一個人に対する知的好奇心の充足
■検討対象
・豊崎愛生およびスフィア(※3)
数ある声優の中から、豊崎(及び豊崎が所属するユニット)を検討対象として選択した理由については、豊崎が所謂「人気声優」であることが一因としてあげられる。「人気声優」の定義については、各研究者によって見解が異なるものと考えられるが、豊崎が「第4回声優アワード(※4)」で新人女優賞、「第5回声優アワード」で主演女優賞・パーソナリティ賞(W受賞)を受賞しているという実績や、声優雑誌『VOiCE
Newtype』誌上で毎号行われている「ボイスランキング」で豊崎の名が上位に見られるようになることなどから(※5)、豊崎愛生が「人気声優」という枠組み内に位置づけられる声優であることは明らかである。
また、著者の豊崎に対する好意的感情のみが理由では、学術的研究に堪えないことは重々承知しているつもりである。検討対象者に対する主観・先入観を極力排除し、客観的視点からの検討が望まれる。
今後の課題としては、所属事務所である「ミュージックレイン」に関する検討があげられよう(※6)。事務所が行う所属声優への指導や売り出し方に、当該声優のキャラクター性が左右されることは十分に考えられる。また、大きな枠組みとして、豊崎を声優史のなかに位置づけることも、個人を研究する以上、必須の考察事項と考えられるが、現時点で発表者の手に余る課題であるため、別稿に譲りたい。
(※3)スフィア・・・ミュージックレイン所属の寿美菜子・高垣彩陽・戸松遥とともに結成した声優ユニット。同事務所が開催した『第1回スーパー声優オーディション』に合格した上記4人がのちに結成。2009年4月22日にシングル『FutureStream』でCDデビュー、2010年11月23日に日本武道館でライブを開催(声優界で最速)。
(※4)声優アワードとは「その年に最も印象に残った作品や対象に、その業績を称える本格的な声優のための顕彰式」(『VOiCE Newtype』NO.36(2010年3月)参照)。豊崎愛生の受賞に際する特集記事は、『VOiCE Newtype』No.36(2010年3月)と『同』No.40(2011年3月)を参照。
(※5)『VOiCE
Newtype』No.33(2009年8月)の「ボイスランキング女性部門」では「10位(156票)」、『同』No.34(2009年10月)では「7位(242票)」、『同』NO.35(2009年12月)では「10位(119票)」、『同』No.37(2010年6月)では「1位(487票)」、『同』No.38(2010年9月)では「4位(323票)」、『同』No.39(2010年12月)では「4位(320票)」、『同』No.40(2011年3月)では「1位(530票)」。
(※6)参考となる記事として『声優アニメディア』第8巻第4号(2011年3月)「第2回ミュージックレインスーパー声優オーディション開催/ミュージックレイン・宮本氏に直撃インタビュー!!」など。「スーパー声優」の定義や、同社の声優に対するスタンスなどについては後述。
■検討時期
・当該研究の足掛かりとして、2009年4月から現在(執筆当時2011年6月)までを範囲とする。
2009年4月に放送されたテレビアニメ『けいおん!』の平沢唯役で知名度を大きくあげたことにより、各声優雑誌への露出が多くなった(※7)。より多くの史資料の発掘の必要性を鑑みた場合、露出の増えるこの時期以降の検討が足掛かりとしては妥当であると考えられる。また、スフィアのCDデビューも同時期(2009年4月)であり、スフィア・豊崎個人の両面から考えた場合においても、上記の時期設定は妥当であろう。
課題として残るのは、「2009年4月以前との比較検討(時間的変化)」である。この検討を行うことによって、テレビアニメ『けいおん!』が豊崎個人に与えた影響力の大きさについて、実証的把握がある程度可能となる。
(※7)一種の社会現象になったことが、声優雑誌誌上でも言及されている(『声優アニメディア』第6巻第8号(2009年8月)の記者の質問など)。
■検討史料
本稿では、「紙媒体」として刊行されている「声優雑誌」に限りたい。当然、人々の「豊崎愛生像」は、テレビやラジオ、ネット(伝記的研究なら特にブログ〔日記〕は重要となる)、DVD(「特典映像」など)などあらゆるメディアを通して形成されていると考えられるため、他メディア媒体からの相互補完的検討は必須である。
一方で、声優雑誌に表出された、あるいは浮き彫りとなった「豊崎愛生像」は、所謂豊崎ファンの「豊崎愛生像」とどれ程の差異があるのか、「豊崎愛生像」を構成する上での情報量が、声優雑誌一媒体で事足りるのか、などの課題は本稿で明らかにすることが可能であり、声優雑誌を使用した研究に一定の意義はあると考えられる。
また、豊崎が若く、現在も活躍中の声優であることから、伝記的研究は好ましくなく、むしろ論点を声優雑誌というメディアに当てる必要がある。勿論、「あくまで声優雑誌に見られた豊崎愛生像」という前提は留意しなければならない(「事務所によって形作られたキャラクター像」という可能性も含む)。
≪本稿で使用する声優雑誌≫
・『声優グランプリ』
主婦の友インフォス情報社編集、主婦の友社発行の毎月10日発売の声優情報雑誌。1994年11月30日創刊。通称「声グラ」(せいぐら)。
→国立国会図書館所蔵(未購入のものはそこで確認) 請求記号:Z11-B576
・『声優アニメディア』
月刊『アニメディア』の別冊雑誌として、2004年に季刊(年4回刊)で創刊された学研パブリッシング発行の声優情報雑誌。通称「声アニ」。
→国立国会図書館所蔵 請求記号:Z71-M195
・『VOiCE Newtype』(以下、ボイスニュータイプ)
1994年創刊された角川書店発行(2002年以前は徳間書店)の声優雑誌。『アニメージュ』の増刊。創刊当初は季刊として発行、後に隔月刊となる。現在はおよそ3カ月おきに発行されている。
→国立国会図書館所蔵 請求記号:Z71-R297
・『Pick-up Voice』(以下、ピックアップボイス)
音楽専科社が発行している、毎月28日発売の声優情報誌。2007年にhm³ PRESENTS VOICE ACTOR MAGAZINEとして『Pick-Up Voice』の誌名で創刊、2008年、hm3 SPECIALを統合し、月刊化。
→国立国会図書館所蔵 請求記号:Z71-T488
・『B.L.T.VOICE GIRLS』(以下、ボイスガールズ)
東京通信社が発行している声優雑誌。TV雑誌「B.L.T.」から、新シリーズのムック本として2010年1月創刊。
→国立国会図書館所蔵 請求記号:Y94-J13719
・『声優PARADISE』(以下、声優パラダイス)
グライドメディアが発行している、2010年6月に創刊された声優雑誌。「本当に知りたいリアルな“声”を届ける声優情報&インタビューマガジン」。
→国立国会図書館所蔵 請求記号:Y94-J14851
≪具体的な作業方法≫
①まず、「豊崎愛生」と「スフィア」に関する記事を抽出(主にインタビュー記事を中心に)。
②さらに、豊崎の人物史・人物像に関わる部分を抽出。
③抽出した記事(文章)を、分類化。
④分類した資料を解析し論述。
■先行研究
声優雑誌を資料とした研究、あるいは豊崎愛生を検討対象とした研究は管見の限り無い。
声優の歴史やその職の内実についてふれられた概説的研究としては、勝田久『声優のすべて』(集英社、1979年)、高田城・千葉節子『声優になるには』(ぺりかん社、1983年)などがある。最近の研究論文では、森川友義・辻谷耕史「声優の誕生とその発展」(『メディア史研究』Vol.13、2002年11月)や同著「声優のプロの誕生‐海外テレビドラマと声優‐」(『メディア史研究』Vol.14、2003年4月)などがあげられ、本稿では論旨に直接的に関係はないが声優業界の全体像を掴む上で参考とした。
以上の先行研究状況からも一目瞭然であるが、声優だけでなく、近時のアニメ文化に関する学術的研究は少ない。最近では、アニメ作品を日本における重要な文化資料として認識されるに至り、国会図書館などで資料収集が進められているが、同時に日本の大きな武器に成り得る「アニメ」あるいは「声優」に関する学術的研究の発展は今後より一層望まれよう。
はじめに
豊崎愛生の魅力とは何か――各個人によってその評価が多種多様であることは言うまでもない。本稿では、筆者の主観で豊崎の魅力を語るのではなく、あくまで「声優雑誌から浮き彫りになる豊崎愛生の魅力」について論じていく。その際、本稿では特に「豊崎愛生の人物像」に注目したい。声優雑誌誌上において、豊崎愛生の魅力そのものについて言及している記事は少ないため(※1)、人物像から魅力を浮き彫りにするという段階的手法を取らざるをえない。
1.豊崎愛生のイメージ―「平仮名」や「ふわふわ」などの擬音が似合うパーソナル性―
ここでは、「外見」「役柄・声質」「口癖」など、多角的視点から「豊崎愛生のイメージ」を明らかにしていく。
・外見
人間のファーストインプレッションに外見が大きな割合を占めることは、言をまたないが、それは豊崎愛生の印象(イメージ)においても同様であろう。声優雑誌には、当然多くの豊崎(及びスフィア)のグラビア写真が掲載されており、それらを「見て」形成される豊崎愛生像が第一に考えられる。むしろ、インタビュー記事などの文字を「読んで」形成されるイメージ像よりも、直接的な視覚情報として印象は強い。
そして、その豊崎の外見から抱くイメージは、「ふわふわ」「ほわ~ん」といった柔和なイメージであろう。これには、豊崎の服装などが大きな要因を占めていると考えられる。スフィアの高垣彩陽が「愛生ちゃんって、ふわっとした森ガールっぽいお洋服が多い(※2)」と指摘しているように、服装から「ふわっとした」印象を受ける読者も少なくないと考えられる。しかしながら、人によっては、全くそのような印象を受けない場合も考えられるため、断言は避けるべきであろう。
一方で、以上のようなイメージは、豊崎本人自身も認識しているようである。スフィア1stシングルのジャケット撮影での写真を見て「私、こうやって写真を見ると、思ってたよりボ~ってしてるな(※3)」と述べていることから、周りからの一方的な評価だと一概に切り捨てることもできない。
その他、豊崎の「動作」などからも、以上のような擬音の似合うイメージを読み取ることができる。例えば、豊崎のダンスについて、高垣が「愛生ちゃん(豊崎)は…ふわふわした動き?」と述べ、豊崎が「フフッ。ボンヤリしてる(笑)」と返答している記事などが見られている(※4)。
・役柄
声優が演じるアニメキャラクターのイメージというものも、声優本人のイメージに大きな影響を与えるものである。また、声優によっては、その声質から雰囲気や性格が類似したキャラクターを連続して演じることも多い。
豊崎も自身が演じたキャラクターについて「〔とある科学の超電磁砲の初春飾利は〕ほんわかしているタイプ(※5)」、「ふわふわイメージのけーな〔うしろの席の大魔王の登場人物〕を魅力的に演じていけたらいいなって思います。(※6)」と、「ほんわか」「ふわふわ」といった柔和な擬音を用いて表現しており、「天然っぽい女の子を演じさせていただく機会はけっこうある(※7)」と自身の演じるキャラクターの類似性も認識している。豊崎は自身の声を「“まろみ”がある(※8)」と評価しており、その言葉通りの配役であることがうかがえる。
また、豊崎が演じるキャラクターのイメージが、豊崎本人と似ているという点も誌上からうかがえる。「けいおん!」(「けいおん!!」)の登場人物である平沢唯と豊崎について、秋山澪役の日笠陽子は「唯と愛生ちゃんはそっくり(笑)。二人とも柔らかい雰囲気で、なんでも受け入れてくれそうな温かさがある(※9)」と述べており、豊崎本人も「キャラと性格がリンクすることもあって、私はやっぱり「マイペース」って言われて(笑)。〔中略〕もともとすごく楽観主義なので、ライブの準備などでみんなが「うわー、どうしよう?」ってなっていても、「大丈夫、大丈夫~」って言ってたら、「唯みたいだね」って(笑)(※10)」と述べており、平沢唯の「柔らかい雰囲気」が、演者である豊崎とリンクしていることが読み取れるのである。
「けいおん」の影響力や、「けいおん」の平沢唯は知っていても、豊崎愛生という声優自体は名前程度しか認識していない視聴者においては、以上のような役柄のイメージの影響力が強いと考えられる。そして、キャラクターから興味を持って、豊崎愛生のグラビア写真やラジオ、ブログなどにふれた場合、キャラクターと豊崎の第一印象に大きな差異がないため、そのキャラクターに対する愛情が、そのまま声優本人への愛情に転化することも比較的容易であるということが指摘できよう。
・口癖
口癖などにも、その人物のキャラクター性が反映されていると考えられる。豊崎は、誌上の「ついやってしまうクセは?」という質問に対して「やたらと擬音語をもらす。「よ~いしょッ」「ぽよ~ん」とか。(※11)」と述べている。
ここで注目したいのが、単語や語尾などに使われる「~」(波形)である。誌上の豊崎の発言を見ると、上記の引用資料中にも既に見られているように、「~」が多用されており、豊崎の柔和なイメージを表す重要な記号であることがわかる(※12)。
また、「~」は平仮名と組み合わせて使用されることが多いことにも注目したい。豊崎は自身のイメージついて以下のようにも述べている。
「今まで、私のイメージはひらがなっぽいと周りから言われて、自分でもそう思っていた」(『声優グランプリ』2011年5月、28頁)
以上、様々な視点から、豊崎愛生のイメージの一端を見てきたが、平仮名や擬音が似合う柔和なイメージであることが、特筆すべき豊崎愛生の特性として浮かび上がっている。
2.他者の豊崎愛生像
以上の豊崎愛生に対するイメージ・評価は、第三者の書いた記事などにも如実に表れている。
声優雑誌の記事には、声優や関連ユニットに対して直接行うインタビュー記事だけでなく、ライブなどに関するレポート記事も存在している(「豊崎愛生関連記事目録」参照)。そのレポート記事は、雑誌の編者・記者が書いたものであり、そこでの豊崎愛生に対する評価は、その編者・記者が抱く豊崎愛生像であるといえる。以下、該当部分を引用列挙する。
≪2010年1月10日のスフィアColorfulConcert(東京・渋谷)のレポ≫
「豊崎も昨秋にリリースしたソロデビュー曲「loveyourlife」で“ほんわか”とした独特の雰囲気をかもしだす」(『声優アニメディア』2010年2月、40~41頁)
≪2011年1月29日の豊崎愛生ソロイベント(東京・中野サンプラザ)のレポ≫
「まるで、散歩するような足取りで、豊崎さんが登場した。ゆったり、ほんわか。愛生ちゃんらしく、ライブがスタート。」「MCでのおしゃべりの声とテンポも含め、独特のセンスに彩られた今回のライブ。」(『声優グランプリ』2011年3月、17頁)(※13)
「ほんわか」「ゆったり」などの語句が見られ、上記で見てきた豊崎愛生像を再確認することができる一方で、「独特」という表現を見過ごしてはならないだろう。独特という表現の中に、「ほんわか」「ゆったり」といったイメージが内包されていることは間違いないが、それ以上に含みのある表現であるという印象を受ける。「独特」という評価については、再検討の必要性がある(後述)。
また、その他の第三者の評価を知る記事として、各声優雑誌で設けられている「読者投稿欄」などがあげられる。その中には、以下のように豊崎愛生について書かれた読者投稿文も見られるのである。
≪私の王子様&お姫様≫
「私のお姫様は豊崎愛生さんです。同性ですが、あのほっこりボイスはいつ聴いても癒されます。憧れの素敵女子です。」(埼玉県・ゆりにゃんさん)
(『声優アニメディア』2011年5月「声アニチャンネル(読者投稿)」75頁)
「ほっこり」といった表現が見られる他、「癒し」という評価にも注目したい。豊崎愛生像を語る上で、「癒し」という評価も重要な構成要素である。
3.スフィアメンバーの豊崎愛生像
豊崎愛生像を語る上で忘れてはならないのが、豊崎と近い立場におり、共有している時間も長いスフィアメンバーの豊崎愛生観である。以下、各メンバーが、豊崎愛生について語っている該当部分を引用列挙する。
≪高垣彩陽≫
「高垣 愛生ちゃんはすごくふわっとした癒しオーラがでてるんだけどいろんなことに精通していて物事を俯瞰で見てくれている感じ。」
(『ボイスニュータイプ』2009年6月、110頁)
「高垣 独特のリズム感とかムードがあるし、みんなを上手に纏めてくれるんですよ。助けられることが多いですね」
(『ピックアップヴォイス』2009年6月、33頁)
「彩陽「頭の回転がすごく早い。しかも、愛生ちゃんしか持ってない空気感というか、愛生ちゃんだからこそっていうものがたくさんあるなぁと思います
(『ピックアップボイス』2010年1月、36頁)
「高垣「でも、その『ほわ~ん』もただぼーっとしてるのとは全然違って、愛生ちゃんはすごく空気が読めるんです。率先して場を和ませてくれたりとか、声を掛けてくれたりとか、去年は愛生ちゃんの優しさに助けられました」
(『ボイスガールズ』2010年2月、45頁)
≪寿美菜子≫
「〔寿〕で、愛生ちゃん(豊崎)はホワンとしつつ、いつも全体を俯瞰で見てる。」
(『声優グランプリ』2009年4月、32頁)
「寿 場を仕切るのが上手いから、イベントで困ったときは、「愛生ちゃ~ん」って頼っちゃう(笑)。」
(『ボイスニュータイプ』2009年6月、110頁)
「寿 メンバーの中では頭の回転が一番早いと思います」
(『ピックアップヴォイス』2009年6月、33頁)
「美菜子「(笑)愛生ちゃんは、私たちをうまいことまとめてくれたり、率先して引っ張ってってくれたりします。普段のおっとりした雰囲気の中でも、一度こうしようと思ったら引っ張っていってくれる、お姉さんみたいな部分があります」
(『ピックアップボイス』2010年1月、36頁)
「寿『ほわ~ん』とした雰囲気は誰にも真似できないと思います」
(『ボイスガールズ』2010年2月、45頁)
≪戸松遥≫
「戸松 愛生ちゃんは、私たちにとって癒しですね。普段は「ほっ?」とか言っててフワフワしていますけど(笑)、すごく冷静に私たちのことを見てくれていて。」
(『ピックアップヴォイス』2009年6月、33頁)
「遥「いい意味で、すごく空気が読めるんです。その状況で自分がどういう立場にまわればいいのか、どういう風に動いたらいいのかをとっさに考えられるんだなって思います」
(『ピックアップボイス』2010年1月、36頁)
「戸松『柔らかいテッシュ』みたいな感じです」
(『ボイスガールズ』2010年2月、45頁)
上記で見てきたような「ふわっとした癒しオーラ」「癒し」「フワフワ」「おっとりした雰囲気」「ほわ~んとした雰囲気」などの一面的な評価だけでなく、「全体を俯瞰で見る」「いろんなことに精通している」「場を仕切るのが上手い」「冷静」「頭の回転が早い」「みんなを上手に纏める」「お姉さんみたいな部分」「空気が読める」などの、別の評価が見られることに注目したい。見た目や声などから第一次的に受容する「ふわふわ」などの擬音が似合う柔和なイメージだけでないことが、スフィアメンバーから語られているのである。豊崎愛生に近しい立場にいるスフィアメンバーならではの豊崎愛生像であるといえよう。
そして、「ふわふわ」「癒し」以外の豊崎愛生像は、各声優雑誌を突き合わせて詳細に見ていくことで実証的把握が可能となる。
4.豊崎愛生の別イメージ
(1)見聞の広さ
前掲の「いろんなことに精通していて物事を俯瞰で見てくれている」などの評価は、豊崎の見聞の広さから、常に客観的に、広い視野で見ることができている、という評価に他ならない。
豊崎の見聞の広さは、豊崎の「好きなもの」の多さなどに如実に表れている。これについては、別ページの「豊崎愛生のパーソナルメモ」を参照されたい。豊崎が、様々なものに興味関心を持っており「いろんなことに精通している」という実証的裏付けにもなるだろう。日頃から、常にアンテナを張り巡らせていることは、声優という職業に限らずどんな仕事においても重要なことといえる。
(2)芯の強さ―堅実でしっかり者―
そして、各声優雑誌のインタビュー記事を読んで、感じることは、豊崎愛生の「芯の強さ」である。声優という職業に対する確固たる信念など、自身の意見というものを強く持っている印象を受ける(これについては別稿で詳述する)。
また、「ふわふわ」なイメージとは違った、堅実なイメージも誌面からうかがうことができる。以下、筆者が堅実な印象を受けた豊崎のインタビュー記事を例にあげる。
≪〔記者の質問〕「声優として、何か将来の目標みたいなものはありますか」≫
「私は今、こういうお芝居がしたいとか、あの人みたいになりたいとか、痩せたいとか(笑)、「なりたい自分」はいっぱい思いつくんですけど、突然何かが起こるというよりは、自分が気づかない間にじわじわと変わっていくのかなと思ってるんです。理想を思い描くことも大事ですけど、今できることから始めることで自分の夢がさらに広がっていくような気がします。道に咲いている花だったり、両親の言葉だったり、そういった身近なものから学ぶことが多いし、これからもそういうものを大事にしていきたいなと思います。」
(『ボイスニュータイプ』2010年3月、33頁)
≪毎日の意識≫
「日々をふわふわと過ごしてしまうだけではなくて、今日が明日に繋がるように、毎日を大切に、ということを意識していきたいです」
「〔ライブ終演後、作品の最終回後〕そんな日も、家に帰ったらまた次の日のビデオチェックやオーディションの準備をする。」
(『ボイスニュータイプ』2011年3月、40頁)
以上の記事から、豊崎愛生のしっかりとした人間性がうかがえる。「ふわふわ」「おっとり」「ほわ~ん」などのイメージは、柔和という肯定的印象とともに、得てして「だらしがない」「脳天気」などの否定的印象も同時に想起してしまうものであるが、声優雑誌のインタビューでは、その負の側面を見事に払拭している。「ふわふわ」というイメージとともに、「全体を俯瞰で見られる」見聞の広さや、堅実な部分も併せ持つという、まさにスフィアメンバーが語ったような豊崎愛生像が浮かび上がってくるのである。前述した、各声優雑誌の記者が使用した「独特」という評価も、「ふわふわ」なだけではない、豊崎愛生という人間が醸し出す魅力を包括した表現であったと考えることもできるのではないだろうか。
しかしながら、この豊崎愛生の二面性を、文字に残る形で的確に指摘しているのは、管見の限りで『ボイスニュータイプ』だけである(※14)。豊崎愛生のソロシングルに関する文脈上で『ボイスニュータイプ』の記者が「愛生ちゃんって表面ふわふわですけど、芯は強いですね」と述べており、豊崎も「どうやらけっこう頑固みたいです(笑)。」と肯定している。豊崎はこれに続けて「私は歌が決して得意ではないんですけど、でも好きなことを今やらせてもらっているのには自信を持ちたいし、「私はこれが好きなんです」って気持ちには何も間違いがないから、そこは疑わず、のんびり歌ってます。」と、芯の強さを覗かせる受け答えをしている。
余談ではあるが、豊崎愛生のしっかりとした性格は、CDなどの宣伝にも表れている。例えば、クリスマスの予定について聞かれた際に「あと09年のクリスマスは、やっぱり私たちのアルバムを聴いて過ごしたいよね。(※15)」と付け加えていたり、スフィアの「MOONSIGNAL」のミュージッククリップの見所として愛の告白をする顔があると述べた際に「そのシーンは今回の見せ場だと思ってるんですけど、それが出てくるのは最後のほうだから、見たい方はぜひシングルを買っていただければと(笑)(※16)」と綺麗に宣伝を入れてくる手際の良さは、スフィアメンバーが述べていた「頭の回転の速さ」や「場をうまく纏める」能力の一端として捉えることができるのではないだろうか。
(3)負の側面
前述で「負の側面」という表現を使用したが、豊崎愛生の魅力を語る上で「負の側面」もやはり重要な要素を占める。というのも、豊崎愛生個人のソロ活動に関しては「負の側面」を隠すことなく表に出しているのである。これが、大衆的存在である声優として正しい姿勢かどうかは議論が分かれるところであるが、一個人の魅力として無視することはできない。
特に、有名だと思われるのが、豊崎愛生ソロシングル第二弾である「ぼくを探して」(2010年5月)であろう。この「負の感情」をテーマとした2ndソロシングルについて、豊崎は多くの声優雑誌誌上で以下のように述べている。
「やはり私も陽の部分だけでなく、陰の部分もあるので、そういうマイナスな部分を押し出して歌ったのは初めてかもしれません。誰もがもっている感情ですし。〔中略〕内にある叫びをそのまま出した感覚。なので、そういう私の気持ちに親近感を抱いていただけたらうれしいです!」「表現したいことや方向性は全部違いますね。〔中略〕包み隠さずネガティブな部分も出していますが、こんな私も私なのでよろしくお願いします!」(『声優グランプリ』2010年5月、13頁)
「実は今回のシングルでは、人間の“負”の感情を歌ってみたいということを事前にCHARAさんにお伝えしていたんです」
「人間誰しも、ネガティブな気持ちになる時って、必ずあると思うんです。もちろんそれは私にもあるんですが、普段のお仕事の中では、そうした感情を誰かに伝える機会ってあまりないですよね。で、このもどかしさを歌で伝えることはできないかなと思ったのが、きっかけです。」
「これだけしっかりと“負の感情”を表現するのは初めての経験ですからね。ファンの皆さんがどう受け止めてくれるのか。不安でもあり、楽しみでもあります」
(『声優アニメディア』2010年5月、27頁)
「私も人間なので落ち込んだりとか悩んだりとか、あまり綺麗じゃない感情も当然たくさん持ってます。そういうネガティブな感情が表現された曲やマイナーな曲をよく聴くというのもあるんですけど、私もちゃんと歌っていきたいな、と。」「暗い曲でも優しく染み入っていくような曲になればいいなって」
(『ボイスガールズ』2010年5月、27頁)
自分が「負の感情」を持っているという吐露により、豊崎愛生というパーソナルの強調が垣間見れる。詳しくは、別稿で論ずるが、スフィアの一員としてインタビューを受けている時には見られない、自己主張性がソロ活動時には見られている(第二章参照)。ソロとスフィアの時のギャップもまた豊崎愛生の魅力の一つであることは、豊崎愛生のシングル購入層なら言わずもがなであろう。自分に対して「負の側面」を晒してくれる、弱い部分を見せてくれるという行為には、一層の親近感を抱かせる効果があると考えられる。この「負の側面」の吐露は、豊崎が意識的に行ったパフォーマンス的行為なのか、或いは事務所の戦略なのか、はたまた豊崎の本心なのかは、当の本人以外には神のみぞ知る世界であるが、豊崎愛生像を構成する一要素として、これからも重要なキーワードになりそうである。
また、彼女の負の感情は2ndシングルを契機に、急に表れだしたわけではない。例えば、『声優アニメディア』の「あきずかん(豊崎が好きなものを毎回テーマごとに語るコラム)」では、「物語的にはすごく悲しい内容なんですけど、私そういうお話が好きで、『人魚姫』のほかにも『眠り姫』や『ラプンツェル』が好きだったりします。(※17)」というように豊崎の嗜好と負の感情の密接性が、2ndソロシングル発売前に確認することができるし、幼稚園の時に「シュルレアリズムみたいな黒一色の怖~い絵を描いてた(※18)」というような、今〔2ndソロシングル〕に繋がる幼少時の「負の側面」の一端も誌面上で吐露している。彼女の負の感情の表出は、ソロシングル発売に際して恣意的行われわけではなく(宣伝という要素が多少あったにせよ)、また、捏造的豊崎愛生像というわけでもなく、前述した豊崎の堅実な側面からも、ありのままの彼女の一部であると捉えて問題はなさそうである。そして、そのような感情を吐露するという行為自体も彼女の個性といえるのではないだろうか(※19)。
自身の負の側面を吐露している興味深い記事が『ボイスガールズ』VOL.02(2010年5月)に見られている。そこで豊崎は自身が「コンプレックスの塊」であり、そのコンプレックスが声優を目指したきっかけであると述懐している。
「コンプレックスの塊ですから(笑)。昔はすごく泣き虫だったんですよ。“泣き虫あーちゃん”なんてあだ名があったくらいで、“一回に何度泣くんだ”みたいな(笑)。しゃべれなくて泣いちゃって、泣いちゃうとまたしゃべれなくて。そんな悪循環がありました。〔中略〕人前に出るのも苦手だし、カメラも苦手だったんですけど、どうしても変えたかった」(『ボイスガールズ』2010年5月、27頁)
おわりに
以上、豊崎愛生の魅力について、主に声優雑誌誌上に表出された豊崎愛生像から検討を行ってきた。本稿で結論として強調しておきたいことは、副題にもある通り「豊崎愛生はふわふわなイメージだけじゃない!」という一点に尽きる。見聞の広さ、芯の強さ、負の側面など、豊崎愛生は人間的魅力に満ちているのである。斯く言う筆者も、「けいおん!」の平沢唯のイメージを持って豊崎愛生像を形成していた人間の一人であったため、本稿の検討を通じて、豊崎愛生のイメージが一変した。如何に記事を読み流し、グラビアばかりに目がいっていたのかがわかる。声優雑誌のインタビュー記事から、一定の限界はあるものの、個人の人物像を浮き彫りにできたことは一定の成果であり、声優雑誌に資料的価値を与える一助にもなったのではないだろうか。声優を学術的に研究する上での試金石として評価して頂けたのなら重畳である。
また、豊崎愛生を知る人々は本稿を読んでどのような感想を抱いたのであろうか。あくまで「声優雑誌に表出された豊崎愛生像である」と限定した上での検討ではあるものの、現実に於いて実際に豊崎愛生を応援している人々の「豊崎愛生像」との乖離具合については些かの不安が残る。デビュー直後から豊崎を知り、応援している人々にとっては周知の豊崎像であったのか、あるいは全く的の外れた豊崎像だったのか。この点については、多くの方のご批判ご助言を待ちたい。
≪註≫
(※1)声優雑誌の記事は、その多くがインタビュー形式であるため(「豊崎愛生関連記事目録」参照)、豊崎本人が受け答えしている。自分の魅力について自ら述べるというようなことは、むしろ悪印象を与えるため、良識として行われないのが一般である。
(※2)『声優グランプリ』第16巻第1号(2010年12月)19頁。スフィア間で、洋服をコーディネートするという企画上での発言。
(※3)『声優アニメディア』第6巻第5号(2009年5月)67頁。
(※4)『声優グランプリ』第14巻第5号(2009年5月)38頁。スフィア1stシングル「FutureStream」でのダンスについて。
(※5)『声優グランプリ』第15巻第1号(2009年12月)76頁
(※6)『声優グランプリ』第15巻第5号(2010年4月)28頁。
(※7)『声優アニメディア』第7巻第4号(2010年3月)58頁。
(※8)『声優アニメディア』第7巻第5号(2010年4月)13頁。
(※9)『声優アニメディア』第6巻第5号(2009年5月)44頁。
(※10)『ボイスニュータイプ』No.40(2011年3月)40頁。
(※11)『声優グランプリ』第15巻第6号(2010年5月)9頁
(※12)『声優グランプリ』第15巻第3号(2010年2月)、「ブラックコーヒーに甘~いマシュマロをうかべてもうまし!!」(100頁)、『同』第15巻第5号(同年4月)、「スフィアが歌を歌うユニットとしてちゃんと機能できるようになったんだな~と感じるし」(25頁)など、枚挙に遑がない。
(※13)その他、2010年11月スフィア武道館公演のレポートの「ガーリーな世界が印象的な「loveyourlife」(豊崎)」など(『声優パラダイス』vol.03(2011年3月)33頁)。
(※14)『ボイスニュータイプ』No.39(2010年12月)30頁。
(※15)『声優グランプリ』第15巻第1号(2009年12月)23頁
(※16)『声優アニメディア』第7巻第11号(2010年10月)37頁。
(※17)『声優アニメディア』第7巻第3号(2010年2月)119頁。
(※18)『ボイスニュータイプ』No.40(2011年3月)40頁。
(※19) ここで、読者の皆様に想起して頂きたいのは、某声優さんとの不仲が取り沙汰された某アニメの特典映像である。豊崎も「負の側面」を有した人間であるという前提のもと、これを見るのと、前提のないままこれを見るのとでは受ける印象は違うのではないだろうか。
はじめに
声優雑誌に表出された豊崎愛生像を構成する要素として、注目すべきは三点ある。それは、声優(アニメ作品に出演している)としての豊崎愛生、ソロとしての豊崎愛生、スフィアとしての豊崎愛生であり、声優雑誌に記事として表れている豊崎愛生は、以上の三点中の何れか(あるいは複数)に属する豊崎愛生であることは明らかである(「豊崎愛生関連記事目録」参照)。つまり、声優雑誌に表出された豊崎愛生像を浮き彫りにするということは、各個について詳細な分析を行い、その相互関係やスタンスの違いについて考察を行うという作業が必要不可欠なのである。
1.豊崎愛生と声優
豊崎愛生の基本であり根本であるスタンスとしては「あくまで声を使った表現者」、すなわち「声優」であるということが強調されているといえる。これは、『ボイスガールズ』VOL.6(2011年5月)で「まずは役ありきの人間なので、キャラクターや作品があってこそ仕事もさせていただけると思っていて。(81頁)」と述べていることや、『声優グランプリ』(2009年12月)で、2010年の抱負として「受けてくださるひとりひとりを心に思い描きながら、声を通じて丁寧に「届ける・伝える」ことを大切にしていきたいです。(23頁)」と述べていることなどからも明らかである。
そして、この「自分が声を使った表現者=声優である」という意識が第一にあることから、音楽活動はあくまで声優の表現の一つとなっている。つまりは、声優と音楽活動がダブルススタンダードとして並び立っているのではなく、声優に付随するものとして音楽活動は位置づけられているのである。以下の記事は、その点を如実に語っている。
「私は、歌を歌うことだけをやっている人ではなく、歌も声優の表現のひとつとして『言葉をメロディに乗せて伝える』という感覚なんですね。技術的には未熟な部分だらけなんですけど、逆に、言葉を伝える仕事をしている人にしか歌えない歌があるんじゃないかなと思っていて。曲調的には、一対一でお話している感じというか、隣で絵本を読んでいるような音楽にしたいというのは言わせていただきました」
(『声優アニメディア』2009年10月、42頁)
「私はふだん声優だから、歌い上げる感じよりは、言葉をぽんぽん置いていくみたいな、「1個の物語を読みました…終わり」みたいな曲にしたいと思っていた」
(『ボイスニュータイプ』2010年12月、29頁)
「私、歌は得意だと思ったこと全然ないんですけど、せっかく声優さんという言葉を伝える仕事をやらせていただいているから逆に私にしかできない歌い方―普段朗読したり台詞を読んだりしてる感じで歌うことはできるんじゃないかなと思って。なので基本的には聴いてくれる人とメロディにのせておしゃべりするんだみたいな気持ちでいつも声を出してます。」
(『ボイスガールズ』2011年5月、80頁)
以上の記事内に見られる「歌も声優の表現のひとつ」「言葉を伝える仕事をしている人にしか歌えない歌がある」「〔声優である〕私にしかできない歌い方」などから、豊崎の歌や音楽に対するスタンスが如実に表れている。歌も声を使ったものである以上、声優の表現の一つに内包されるものであり、声優が「声を使った表現者」であるという基本であり根本でもあるスタンスにも矛盾することもない。豊崎は実に論理的に、自身のスタンスを認識し、言語化しているのである。
特に2009年は、スフィアでのデビューがあり、ソロデビューもあり、「けいおん!」でバンド演奏も行ったりと、歌や音楽に関わることの多い年であったが(※1)、その2009年を振り返った際においても「09年は音楽を通じてメッセージを伝えるという表現方法をずっと模索していた感じがします。(※2)」、「演技はもちろんなんですけど〔中略〕まず音楽で表現することを勉強した1年でした(※3)」と、音楽を通じて表現する「表現者」であることを一貫して述べているのである。
2.豊崎愛生とソロ
(1)豊崎愛生らしさ
あくまで声優であるという大前提のもとに音楽活動を行う豊崎であるが、ソロ活動を始めるにあたり、「私らしさ」「自分らしさ」というような、豊崎愛生のパーソナル性を前面に強く打ち出している。当然、「声優としての」というニュアンスが頭の修飾語として含まれていることは言うまでもない。以下に引用した記事は、デビューソロシングル「loveyourlife」について語っているものである。
「声を使って表現をしていく方法のひとつとして、得意ではないけれど、歌うこと自体は大好きなので……またひとつ自分の世界観を広げるチャンスをいただけてうれしかったです。ただ、今回は自分名義の曲ということで、「どう歌えば自分らしくなるんだろう?気持ちをストレートに表現できるんだろう?」という部分では悩みました。」
(『声優グランプリ』2009年10月、22頁)
「今回のアルバム〔ママ:「loveyourlife」を指す〕はあらゆる意味で、“私らしさ”が詰まっていると思います〔中略〕もし今後も機会があったら、マイペースに私らしく歌っていきたいです!」
(『声優グランプリ』2009年10月、23頁)
声優としての音楽活動に、豊崎愛生というパーソナル性も加えたものが、豊崎愛生名義のソロ活動であると考えられる。パーソナル性を加える必要性は、もう一つの音楽活動である「スフィア」との差異化にあることは想像に難くない。そのスフィアでのライブにおいては、スフィアとしての曲を歌うだけでなく、各メンバーがソロ曲を披露している。2009年8月のスフィアライブにおいて、豊崎は井上陽水の「少年時代」をソロ曲に選んで披露したが、その選曲の理由について「私は自分が歌う意味みたいなものをカバー曲でも伝えられたらいいなっていう、自分の中の勝手な願望もあったりして。(※4)」と述べており、ソロデビュー前の時点ですでに「自分が歌う意味」を考えていたことがわかる(※5)。
ここで想起すべきは、第一章で触れた豊崎愛生の「負の感情」である。豊崎愛生というパーソナル性を自身のソロ音楽活動に打ち出す過程において、「負の感情」という、ある意味で剥き出しとなったパーソナリティをソロシングルに反映させることは、豊崎愛生という人間において、必然的に通るべき道だったと考えられる。
ソロデビュー前から見られていたこの「私らしさ」「自分らしさ」は、2011年6月1日に発売される1stソロアルバム「loveyourlife,lovemylife」にまで受け継がれている(※6)。豊崎は、アルバムにしか収録されない曲はシングル曲より、よりパーソナルなものとなっていると述べており(※7)、当該曲に関する個別的、音楽的研究も今後必要となろう。
そして、忘れずに指摘しておかなければならないのが、このパーソナル性を押し出す行為が、「自己満足」であり「わがまま」であることを豊崎自身が認識しているという点である(※8)。それでもなお、共感してくれる人に聞いて欲しいという豊崎の呼びかけに対し、自己主張が強すぎるという評価を与えるも、自然体で素直であるという評価を与えるも、受け手次第なのであるが、声優雑誌誌上の豊崎愛生の人気を鑑みると(序章参照)、概ね肯定的に受け取られているといえるのではないだろうか。
(2)成長・変化する豊崎愛生
声優という職業に対する矜持や、一貫した「私らしさ」「自分らしさ」の追求などには、変わらぬ信念、豊崎愛生の芯の強さ(第一章参照)を感じられるが、豊崎愛生も一個の人間であり、齢20代の女性である。彼女も様々な経験を経て、日々成長し、変化している。その成長というものに、魅力を感じる人も多いのではないだろうか。その成長・変化について豊崎自身は、以下のように語っている。
≪2010年11月10日のDILLについて≫
「この曲を作っている時に、すごく変わったことがあって。自分が歌う意味をずっと考えてきて、『DILL』でひとつ答えが見えたような感じ。すごく大切な曲です。」
(『声優アニメディア』2011年5月、12頁)
「私、自由な歌が歌いたくて。ある意味『Dill』は私なりのプログレなんです(笑)。」「“音楽は楽しく自由に作るのが一番なんだ”ということを教えてもらった歌だった」
(『ボイスガールズ』2011年5月、80頁)
「お客さんの前で自分の良いところも悪いところもさらけ出して、飾らずに歌うのがすごくカッコイイし、そうするのがアーティストさんなんだなって思って。だから、シングルを聴いてもらえれば、豊崎愛生ってどういう子なのか分かってもらえるような歌を、これからも歌っていきたいです」
(『ボイスニュータイプ』2010年12月、29頁)
2010年11月10日発売の3rdシングル「DILL」が、ソロ活動をする豊崎にとって大きな転換点だったことがうかがえる。各種の声優雑誌を突き合わすことで、その成長・変化の内実まで読み取ることができる。それはすなわち、「かっこよさ」の追求である。この「かっこよさ」は「自分らしさ」と密接不可分の関係でもあろう。自分らしさを出すこと、自分らしく楽しく歌うこと、これら全てが「かっこよい」ことなのであり、豊崎のソロ活動において揺るがない矜持となる。「DILL」発売以後、「かっこよさ」というキーワードが誌面に散見するようになる。
「みんなを楽しませようというのはスフィアでやっていることなんですけど、ソロで歌うということは、自分が本当にカッコいいと思っているものを追求するっていうことなのかなって考えるようになりました。」
(『ボイスガールズ』2010年11月、47頁)
≪アルバム収録曲「alright」について≫
「かっこいいというのも、バキバキにロックを歌っているわけじゃなくて、余裕のある笑顔でペラペラ英語の歌を歌っている感じが、私の中での「かっこいい」だったので、それを目指しました。」
(『声優グランプリ』2011年5月、28頁)
各声優雑誌において、これだけ一貫した個人の体系的主張を見る事ができるのは、豊崎が確固たる信念のもと、論理的に客観的に自己を見つめていたことに他ならない。
(3)ソロライブ
豊崎のソロ活動においては、CD発売だけでなく、ソロライブも重要な活動の一つを占める。ソロライブにおいても、前述の通り「私らしさ」が追求されている。
≪2010年1月のソロライブについて≫
「来年、スフィアのメンバーがソロでライブをやるんですけど、私なら座って聴けるような、ねむーい、ゆるーいライブをやってみたいな。」
(『ボイスニュータイプ』2010年12月、30頁)
「私はのんびりしたライブにできればいいかな。座って聴けるぐらいのゆる~いやつ(笑)」(『声優グランプリ』2011年1月、109頁)
「『私ならではのモノってなんだろう?』と改めて考えるきっかけになっています」「自宅ライブのような、アットホームで温かい感じのものにしたいですね。“みんなでゆっくり過ごす午後”みたいな(笑)」
(『声優アニメディア』2011年1月、23、24頁)
「ただ、スフィアで見せるライブとは違って、私のシングル曲はゆったりした感じのものが多いので、椅子に座って気持ちよく聴けるようなライブにしたいと思っています」
(『ボイスガールズ』2011年2月、35頁)
ここで想起すべきは、第一章の「「ふわふわ」などの擬音が似合うパーソナル性」である。上記引用資料内で使用されている「ゆる~い」「ゆったり」「のんびり」などの表現は、豊崎を表す評価表現であることは先に述べた通りである。「私らしさ」がライブにおいても一貫して追求されており、スフィアとの差異も考えられている。
上記は、2010年1月のソロライブについての豊崎の発言であるが、ライブレポートでも「客席のファンも、立って跳びはねる人、座ってじっくり歌を聴く人など、実に様々。まさに彼女がテーマとしていた、いい意味での“ゆるさ”が感じられるステージとなった(※9)」と記されている。「座ってじっくり歌を聴く人」がいたことに注目したい。豊崎の思いは一方通行だったのではなく、その思いを汲み取るファンも確かに存在していたのである。声は届いていた。
同年6月4日開催のソロライブ「loveyourlive」に際しても、豊崎のこの思いは一貫している。
「アルバムもライブも、私にしかできないことをしようと、すごくこだわって作っています。今まで誰もやってないことはきっとないんだろうけど、こういう形でやる人はいないんじゃないかと思ってもらえるようなものにしようと、今もがいているところです。」
(『声優グランプリ』2011年4月、122頁)
「自由なコンサートをする予定ですので、好きなスタイルで、好きなテンションで、ゆるんと遊びに来ていただきたいです。」
(『声優グランプリ』2011年5月、29頁)
「コンサートもちょっと変わった感じにしたいんです。みんなに癒されて帰ってほしいなとか、絵本を読んだあとのような気持ちになってもらえたらいいな~とか。」
「私のソロコンサートに来てくださる方たちって、すごく距離感が近く感じられるなと思ったんです。そういう意味では、スフィアみたいに幅広く大勢の方に向けてパフォーマンスするのとは違って、マイペースでゆるっと進めていくほうがいいんじゃないかなって。」
「私らしく肩の力を抜いて、みんなと一緒にあったかい空間が作れたらいいな~と思います。」
(『声優アニメディア』2011年5月、16頁)
あくまで「私らしさ」は追求しているものの、それを押し付けようとすることは意識的に避けていることが考えられる。座ってじっくり聴いて欲しいとは明言されていない。あくまで「好きなスタイルで、好きなテンションで、ゆるんと遊びに来ていただきたい」というスタンスなのである。当然、行間から豊崎個人の要望を恣意的に読み取ることもできるが、一方で、明言を避けている点に焦点を当てるのならば、豊崎の思慮深さをうかがいしることができる事例でもあるといえよう。
そして、特に注目すべきはスフィアとの差異化であろう。今まで見てきたなかにも、スフィアという言葉が幾度も出てきている。豊崎のソロ活動において、必然的に比較対象となるスフィアの影響力は大きく、豊崎のスフィアへの思い、考え方を今一度整理する必要がある。
3.豊崎愛生とスフィア
まず、豊崎はスフィアというユニットをどのように捉えていたのであろうか。この点についても、各誌記事から読み取ることが可能である。
≪スフィアとは≫
「メンバーそれぞれがお互いの良いところとかすごくたくさん知っていて、自分に足りない部分があってもお互いの協力で補っていけるような、そういうユニットだと肌で感じています」
(『ピックアップヴォイス』2009年6月、32頁)
「スフィアは4者4様の個性があって、足りないところは補って、パワーアップできるところはパワーアップしてという、足したり掛けたりしながら、4人でしかできないものを作ろうという感覚があります。スフィアは異なるカラーの4人が集まって、カラフルに、もっと華やかになればいいなというユニットなので。」
(『ボイスガールズ』2010年5月、27頁)
「4人ともすごく個性があるのがスフィアの面白いところなので、ソロパートも含め、いろんな楽しみ方ができるライブにはなると思います」
(『声優アニメディア』2010年11月、25頁)
以上の資料を見ても明らかであるように、4人のユニットであることが強調されている。そして、その4人ともに個性があり、その個性の集積をもってスフィアが構成されているのである。それぞれの個性がスフィアをより良いユニットにする、という前提条件があるからこそ、先にふれた豊崎愛生名義のソロ活動において個性、すなわち「自分らしさ」を押し出す事にも一定の意義が生まれることになる。自身のソロ活動の追求が、スフィアとしてのプラス要素になるという構図が見事に出来上がっているのである。声優・ソロ・スフィアのバランスの良さは、豊崎を語る上で重要な点である。
また、豊崎は自身のスフィアでの立ち位置を「丸さかな(笑)。スフィアでいうなら球体の“球”の部分を担っている気がしています。私の声質って丸いんですよ。」「つまり私は、スフィアの“まろみ”担当です(笑)(※10)」と位置付けている。「まろみ」という言葉も、豊崎のパーソナルを表す評価表現であり、スフィアの中でも豊崎愛生という個人は死んでいない。それぞれの個性を消してスフィアという一個の個性を形作るのではなく、それぞれの個性を生かしたユニットがスフィアなのである。当然、その他のメンバーに対しても同様のスタンスで向かい合っており、スフィアのアルバム制作においても「私の中では、「この曲はこの子を立てよう」という部分は大切にした気がしてますね(※11)」と、メンバー個々人を尊重していたこともうかがえるのである。それと同時に、スフィアの各メンバーを「仲間でありライバル(※12)」と認識しており、第一章で述べた豊崎愛生の芯の強さの一端がここでも垣間見ることができる。
(1)スフィアらしさ
ソロ活動の際に「自分らしさ」が追求されていたのと同様、スフィアにおいても「スフィアらしさ」が豊崎の中でテーマとなる。ソロ活動との差異化を図る上でも、重要なテーマであったと考えられる。結論を先に述べれば、スフィアらしさとは「明るさ・元気」「エンターテイナー」であると、豊崎は結論づけているようである。
≪スフィア3rdシングル「風をあつめて」に関して≫
「そこにどう“スフィアらしさ”を加えていくかというところで、『私たちじゃないと出せない元気さとか明るさを出せたらいいね』ってみんなで考えながら作っていきました」
(『声優アニメディア』2009年11月、35頁)
「みんなを楽しませようというのはスフィアでやっていることなんですけど、ソロで歌うということは、自分が本当にカッコいいと思っているものを追求するっていうことなのかなって考えるようになりました。」
(前掲『ボイスガールズ』2010年11月、47頁)
≪武道館の課題について聞かれた際≫
「私は今回、めいっぱいエンターテイナーにならなきゃって思っていて」「武道館では、私達スフィアはしっかりお客さんを喜ばせるエンターテイナーになります!」
(『ボイスガールズ』2010年11月、47頁)
「スフィアではみんなが求めてることをやろうってところを一番の基本線として作っているし、それがすごく楽しいし素敵なことだと思う。」
(『ボイスガールズ』2011年5月、81頁)
ソロ活動時における豊崎愛生の「自分らしさ」との差異化が見事に図られている。より如実で対照的なのが、スフィアの「元気さ」「明るさ」と、豊崎愛生ソロ2ndシングル「ぼくを探して」に代表される「負の側面」であろう(※13)。「スフィアらしさ」とは対照的な側面を、個人の個性として打ち出し、ギャップを発生させることに成功している。
また、ソロ活動は「自分のやりたい事、好きな事」をやらせて貰っていると述べていたことから、スフィアの活動においては自分以外のその他大勢を楽しませることが第一にあり、すなわち「エンターテイナー集団」であることが強調されることになる。ソロ活動の際、自身を「わがまま」であると述べていた豊崎であるが、スフィアでの豊崎はプロのエンターテイナーとしての意識が全面に表れている。正しい表現ではないが「公私の使い分け」という言葉がしっくりくるのでないだろうか(※14)。
(2)目指すべきユニット像
ただし、以上のような「豊崎愛生のスフィア観」は、様々な試行錯誤を経た上での考え・認識であったことは留意する必要がある。現在進行形でもあるが、スフィアの活動はまさに「駆け抜けている」最中にある。ソロ活動と違い、CD発売もライブ開催も、その間隔は早く、多くの数をこなしている。また、時間にある程度の余裕があり、あくまで自分個人に関するソロ活動とは違い、スフィアに関しては、CD発売ごと、ライブ開催ごとに、スフィアに対する考えや思いが変化していることは十分に考えられる(誌面に表れはしないが、各メンバー間における意見の相違なども見られたことだろう)。その変化は、豊崎の成長とも受け取れるし、ある程度一貫した論理的枠組み内での変化であることは、今更繰り返すことはしない。ここでは、ユニット像に関する豊崎の発言を追っていきたい。
まず、スフィア結成当初(主に2009年)の豊崎のユニット像である。
≪スフィアとして4人でチャレンジしたいこと≫
「私は、すぐにユニットのカラーを決めてしまわずに、いろんなジャンルの良い曲とか歌っていけるような柔軟なユニットになればいいなぁと考えています。」「いろいろな曲調にチャレンジしながら、楽しく音楽活動できればなと思っています。」
(『ピックアップヴォイス』2009年6月、33頁)
≪ランティス祭り参加に関して≫
「そんな、いろんな色に染まれるスフィアの、夏フェスならではの顔をお見せできれば、と思います!」
(『声優グランプリ』2009年8月、27頁)
≪年明けの「スフィアColorfulConcert」について≫
「いつもドッキリ好きのスフィアなので、何が飛び出すか分からない、色んな可能性を表現できるコンサートにしたいです。」
(『ボイスニュータイプ』2009年12月、100頁)
以上のように、スフィア結成当初(2009年)においては、様々な可能性を模索していた段階だったといえる。様々な可能性を潰してしまわないよう、スフィアというユニットの「白さ」を強調している。先を見据えた豊崎らしい発言であったといえよう。
また、ユニットに求められるものとして、当時に打ち出されるのが「新しさ」「挑戦(チャレンジ)」というキーワードである。
≪8月の単独ライブについて≫
「つねに新しい面は見せていきたい」
(『声優グランプリ』2009年8月、27頁)
≪1stアルバムについて≫
「アルバムは曲数が多いぶん、また新しいスフィアの色を楽しんでもらえそう。」(『声優グランプリ』2009年12月、22頁)
≪「風を集めて/Bravemyheart」の両A面について≫
「せっかくなので今までとは違うことにも挑戦したいなということで」
(『ピックアップヴォイス』2010年1月、36頁)
≪長い目で見てチャレンジしたい曲≫
「テーマも毎回違うんですけど、私は全部が全部好きでなくてもいいと思います。もちろん全部好きと言ってくれるのが一番嬉しいですけど、ちょっとずつ新しいことをやって世界を広げる中で、バラバラにでも好きになってもらえたらなと思います。」
(『ボイスニュータイプ』2010年9月、101頁)
≪MOONSIGNALについて≫
「ちょっと幻想的で不思議な世界を持った、スフィアとしても新しい試みが色々と詰まった楽曲になっています」
(『声優アニメディア』2010年10月、36頁)
≪スフィアミュージックビデオについて≫
「スフィアのミュージックビデオは毎回新しいことをやらせてもらっているので、いつもそれが挑戦であり、楽しくもあって。」
(『声優アニメディア』2010年10月、37頁)
≪スフィア2ndアルバムについて≫
「今回も何かしら新しいことには挑戦したくて」「いざ曲を選ぶ段階でも、これまでのスフィアだったら選ばなかったであろう、チャレンジ的な曲をあえてセレクトしたり」
(『声優アニメディア』2011年2月、47頁)
以上の常に新しい面を見せていきたい、挑戦(チャレンジ)したいという思いは、2009年から2011年まで一貫されることになる。この新しい面というのは「サプライズ(※15)」という言葉に言い換えることもできよう(※16)。サプライズに次ぐサプライズで、ファンの関心を持続させ、飽きさせないよう工夫をこらすことは、ユニット活動を続けていく上で重要な仕事であろう。また、新しい面に挑戦(チャレンジ)することで、新たなファン層の拡大の可能性もでてくる。ここで、先の「エンターテイナー」という言葉にも繋がるのである。
以上の目指すべきユニット像を前提として、豊崎愛生は「具体的な活動内容」についても踏み込んだ言及を行うことになる。2010年の意気込みについて聞かれた際、豊崎は次のように述べている。
≪’10年の意気込み≫
「スフィアは歌って踊るだけでじゃなく、いろんな表現手段を持ったユニットなんだということろを今回も見せられたらいいなと思ってます!」
(『声優アニメディア』2009年12月、37頁)
「私は『遊び心』を取り入れていきたいです!」「ライブとか遊びを入れたらもっと幅が広がるんじゃないかなって」
(『ボイスガールズ』2010年2月、44頁)
前述した、様々な可能性を秘めているユニットであるという前提のもと、より具体的な活動内容に踏み込んでおり、スフィアは歌や踊りだけではなく、様々な「表現手段」を持っていることが示唆されている。これは、豊崎の根本スタンスとしての「声優」という意識も強く反映していると考えられる。声優のユニットだからこそ、歌や踊り以外の「+α」の表現が可能であると、声優ならではの強みを活かそうとしたとも考えられる(※17)。前述でユニット結成当初は様々な可能性を模索していたと指摘したが、当初から多様な可能性そのものがスフィアの存在意義であると考えられていた可能性もある(真偽のほどは、本人に確かめるほかはないが)。
話が横道にそれたが、果してその歌や踊り以外の「+α」の正体とは、「芝居」「コント」であった。
≪「spere’s rings live tour2010」に関して≫
「ちょっとしたエンターテイナー集団みたいな感じで(笑)。これまでも歌だけに絞らないでコントやお芝居などをやってきたんですけど、いろいろなことができるユニットでありたいですね」
(『ボイスガールズ』2010年5月、11頁)
ただし、この「+α」である芝居やコントは、持ち歌が少ない状況でのライブにおいて、次善の策として取られていた可能性も無視できない。ファーストアルバム(持ち歌が一定数あることの証明ともなる)発売後に迎えた、スフィア初のツアーライブ「spere’s rings live tour2010」において、豊崎は次のようにも述べているのである。
≪今回のツアーについて≫
「これまでのライブでは、コントとか朗読とかいろいろなことをやってきたんですけど、今回のツアーでは“歌を歌うユニット”としてのスフィアを見せられたらいいなと思ってます」
(『声優アニメディア』2010年4月、17頁)
「これまで遠いから行けないです、という声をよく聞いていたので、皆さんと会えると思うとうれしいですね。ツアーができるぐらい曲数が増えたのも、スフィアが歌を歌うユニットとしてちゃんと機能できるようになったんだな~と感じるし。」
(『声優グランプリ』2010年4月、25頁)
歌を歌うユニットとして、やっと「機能」できたことに、安堵したようにも受け取れる。ライブの主役といえば、「歌」という思いもどこかにあったのではないだろうか。豊崎の音楽的素養や(「豊崎愛生年譜・パーソナルメモ」参照)、「けいおん!ライブ(2009年12月30日)」での体験も以上のような思いに拍車をかけたのかもしれない。
しかしながら、持ち歌が増えた以降も、「歌を歌うユニット」のみに傾斜することはない。あくまで、様々な表現手段を用いるユニットであるという、スフィアの目指すべき形は初志貫徹を見せるのである。細かな変化は見えても、それはユニットとして加算的な変化であり、大きな枠組み内における成長であったと捉えることができよう。2010年11月の日本武道館ライブでは、次のように語っている。
≪武道館ライブについて≫
「スフィアは歌だけのユニットではないので、そのコンセプトは崩さずに、武道館でも色々な要素を盛り込んでいくので、何が飛び出すか楽しみにしていただけたら嬉しいですね」(『声優アニメディア』2010年10月、37頁)
≪日本武道館ライブリハーサルが楽しい≫
「ライブツアーを経て、スフィアというユニットがどうあるべきかとか、それぞれの中でも輪郭がハッキリしたような気がしていて」
(『声優アニメディア』2010年11月、24頁)
日本武道館前の全国ツアーで、「歌だけのユニット」ではないことが再確認されたようである。「歌“も”歌えるユニット」としての自信がそこには裏打ちされている。日本武道館を終え、2011年の抱負を聞かれた際、豊崎はこう明言している。
≪’11年の抱負≫
「ライブもやってアルバム制作して、スフィアは“歌うユニット”だとは思うんですけど、『それだけじゃないあよ』ということを強調したり!(笑)。歌も含めて、今まで以上に楽しいことができるユニットにしていきたいです。」
(『声優アニメディア』2011年1月、41頁)
豊崎にとってスフィアとは、常に新しい面を追求し続けるエンターテインメント集団であり、歌や踊り、芝居やコントなど、声優という職業をフルに活用した表現集団であるのである。そこには、豊崎愛生個人でのソロ活動との相互補完的な要素もあり、豊崎愛生を構成する一部分なのである。ソロとスフィア、どちらに重きを置いているのかという比重については、声優雑誌からの検討のみでは答えを導くのは難しいが、少なくとも両者に真摯に向き合っている姿勢は、声優雑誌の誌面からでも感じることができたのではないだろうか。
余談ではあるが、スフィアは休み間もなく現在(2011年)を迎えている。勿論、スフィアだけでなく、ソロ活動や声優としての活動もある。忙殺される日常の中で、感傷に浸ってしまう時もあるのではないだろうか。
≪ニューシングル「Hazy」について≫
「私ね、この曲は、作品と歌詞とスフィアにすご~くリンクする部分があるなぁって感じます。Bメロの「大体なんで息を切らして 走ってるんだろう」っていうところが好きで。がんばってる女の子が、ふっと立ち止まる瞬間がすごくうまく描かれているなぁって。」
(『声優グランプリ』2011年5月、20頁)
「等身大の女の子たちが、時にもがきながらも一生懸命仕事に向き合っていく。そんな内容が歌詞にも描かれていて、どこかスフィアともリンクしているような気がするんです。そういう意味では、スフィアの一面を知ることができるような曲でもありますね。」
(『ボイスガールズ』2011年5月、37頁)
駆け抜けてきたスフィアに対する漠然とした不安もきっとあることだろう。そんな不安の中でも、一生懸命活動を続けていく彼女にファン並びに著者も大変勇気づけられているのである。
おわりに
以上、本稿では、声優・ソロ・スフィアそれぞれから、豊崎愛生のスタンスや考え方を見てきた。それぞれの個別的検討を通して、総体として豊崎愛生像を浮かび上がらせることができていれば本稿の目的を果たせたといえる。
豊崎愛生の根本のスタンスとして、自身が声優、すなわち「声を扱った表現者」であるという確固たる信念があり、それに付随する形で、ソロとスフィアの音楽活動が相互補完的なバランスを保ちつつ行われていた。どの活動も、それぞれのスタンスによる矛盾を来すことなく、豊崎愛生という人物を構成していた。結論として、豊崎は論理的思考を有した声優であるといえよう。これは、一方では、ほわんとした癒し的空気をまとう豊崎のイメージを壊してしまうのかもしれない。しかし、第一章でも述べた通り、しっかりとした一面も、やはり豊崎愛生の一部であり、その一面がなければ「人気声優」という地位に昇り詰めることは不可能だったのではないか。また、そのような一面に新たな魅力を感じるのは著者だけなのだろうか。読者のご批判を待ちたい。
≪註≫
(※1)『ボイスガールズ』VOL.1(2010年2月)において、2009年が「もう『音』の一言ですね。スフィアがあり、ソロデビューもあり、ライブもあり、『けいおん!』ではバンド演奏もしました。音というものにずっと関わってこられた1年だったと思います。」(44頁)と述べている。
(※2)『声優グランプリ』第15巻第1号(2009年12月)23頁。
(※3)『ボイスガールズ』VOL.2(2010年5月)27頁。
(※4)『声優アニメディア』第6巻第11号(2009年10月)36頁。
(※5)ソロデビューの話は8月に聞いていたため、その影響があったことも留意する必要がある(『声優アニメディア』第6巻第11号(2009年10月)42頁)。
(※6)『ボイスガールズ』VOL.2(2010年5月)の「〔ソロシングルは〕自分の気持ちを表現するため音楽という形を取らせていただいていて、自分の中の想いから言葉を紡いでいただいた作品。」(27頁)、『声優グランプリ』第16巻第6号(2011年5月)の「私が歌わせていただいている意味をもたせたかったので、いろいろ試行錯誤しました。」(29頁)、『声優アニメディア』第8巻第6号(2011年5月)の「そういう“私らしさ”みたいなものをたくさん詰められるように、今回は今まで以上に制作段階から関わらせてもらって。」(9頁)など。
(※7)『声優グランプリ』第16巻第6号(2011年5月)で、「アルバムでしかできない、よりパーソナルな曲もたくさん収録させていただくことができました。」、「シングルカットされる曲というのは、自分の好きな曲でもあるし、いろんな人に共感してもらいたい曲。それに対してアルバムでしか歌えない曲は、もっとひとりに向けてとか、よりパーソナルなものがあってもいいなと思ったんですよ。(26頁)」と述べている。例えば、元飼い犬に向けられた「君にありがとう」など。
(※8)『声優グランプリ』第16巻第6号2011年5月の「完全に自己満足な感じです(笑)」(26頁)や、『声優アニメディア』第8巻第6号2011年5月の「今回は、ホントに私のやりたいことをやらせてもらっていて。自己満足に近いところもあるんですけど、『それってアルバムだからできることな~』とも思っていて。」(10頁)、『ボイスガールズ』VOL.4(2010年11月)の「わがままかも知れないけど、私の感性に共感してくれる方に聴いてもらえたらいいなと思いました」(47頁)など。
(※9)『声優アニメディア』第8巻第4号(2011年3月)24頁。
(※10)『ピックアップヴォイス』Vol.26(2010年2月)68頁。
(※11)同上。
(※12)『声優グランプリ』第16巻第4号(2011年3月)14頁。2ndアルバム収録曲の「キミは太陽」について聞かれた際に発言。「豊崎 私としては、仲間でありライバルでもある、スフィアの3人のことを歌っているような気がします。大事な人のことを思い浮かべながら、聴いてください。」
(※13)先に上げた史料以外にも、『ボイスガールズ』VOl.02(2010年5月)「人に優しい音楽を歌っていきたいですね。〔中略〕豊崎愛生として歌う曲は、そういう曲を中心にしていけばいいなと思っていて」「かといっていつもハッピーというのも不自然なので、心の奥の感情も出していけるような曲も歌えたらなって(27頁)」など。
(※14)『ピックアップボイス』VOL.25(2010年1月)では、「3rdシングル風をあつめて」について「今までと違ってスローテンポの曲」「バラードではないんですが、そういう静かなしっとりとした曲。ずっとこういう感じの曲を歌いたいと思っていたので、すごく嬉しかったです(36)」と述べられており、スフィアでもゆったりした曲を歌いたかったという本音が垣間見れる。
(※15)『ピックアップヴォイス』Vol.29(2010年5月)「豊崎 サプライズが大好きなスフィアですけど(15頁)」など。
(※16)また、新しい面を見せ続けることがスフィアの成長にも繋がっている。『ピックアップヴォイス』VOL.33(2010年9月)において、ニューシングル「Nowloading…SKY!!」について聞かれた際には「スフィアとしての精神年齢が1つ上がったかなという気がしています。(11頁)」と述べている。
(※17)声優+αの考え方は、所属事務所ミュージックレインの方針でもある(『声優アニメディア』第8巻第4号(2011年3月)「第2回ミュージックレインスーパー声優オーディション開催/ミュージックレイン・宮本氏に直撃インタビュー!!」)。
はじめに
特定の個人の人物像を考える際に、必ず念頭に置かなければならないのが、その人物の周囲の環境である。とりわけ、幼少期の家庭環境の重要性は言うまでもなく、幼少期の経験がその後の人生に大きな影響力を与えることは誰しもが実感しうる点であろう。
本章でも、声優雑誌に表出された豊崎の家族・家庭環境に関する記事を資料に、その実態を浮き彫りにしていく。当然、声優雑誌というメディア特性上から、一定の限界があり、家族について言及されている記事が多くないことは留意されたい。
1.恵まれた家庭環境
第一に指摘できる点は、豊崎は恵まれた家庭環境にあったという点である。豊崎は幼少期の頃の家族の想い出を以下のように語っている。
「実家にいた頃は家族でよく回転寿司店に行ってたし、毎年お正月にお寿司があるんですっ!」
(『声優アニメディア』2010年11月、117頁)
「子供の時、なぜか真冬に家族でキャンプに行ったことがあって(笑)。雪がすごく積ってて、めっちゃ寒かったけど、夜、空を見上げたら手が届きそうなぐらい星がよく見えて。あれは今までの人生の中で一番きれいな空でしたね」
(『声優アニメディア』2011年1月、114頁)
「初めて海外に行ったのは、小学生の時。家族旅行でアメリカに行きました。ロサンゼルスでは、親にお金をもらってひとりで外を散歩したんですよ~。「Hello」、「This one」、「Thank you」の3語だけで、頑張って綿アメとオレンジジュースを買いましたっ!!」
(『声優アニメディア』2011年3月、117頁)
幼少期の頃、回転寿司やキャンプ、海外旅行に行くことが、「恵まれて」いたのかどうかは、個人の価値基準によるところが多いが、ある程度「裕福」であったことは認められるのではないだろうか。ここで「裕福であることが幸福であるか否か」という無駄な議論を提起したいわけではない。ただ、一定程度の富裕は、良好な家族関係の構築に必ずしも無関係ではないと考えられるのである。
また、「豊崎家は喫茶店が大好きで、みんなでよく喫茶店に行ってきました。(『声優アニメディア』2010年8月、122頁)」と述べられているように、喫茶店にも家族でよく行っていたようである。「よく」という修飾語に家族間の仲の良さがうかがえるのである。喫茶店に関しては「お母さんが外で仕事をしていたので、子供の頃から朝は一緒に喫茶店でモーニングセットを食べていたりしたんです。だから、今でもあの空間が好きだし、コーヒー好きにもなったんだと思いますね(『ボイスガールズ』VOL.4、2010年11月、47頁)」とも述べている。幼少期の経験が、「今」の嗜好にも繋がっている一例であろう。また、喫茶店でモーニングセットを頻繁に食べている子供はそう多くはないのではないだろうか。豊崎は上京後も「よく喫茶店に行ったり」している(『声優アニメディア』第7巻第9号、2010年8月、122頁)。
そして、豊崎自身もそんな家族に肯定的感情を向けている。『声優グランプリ』第15巻第6号(2010年5月)で「Q7地球最後の日には何をする?」という質問に対し、「家族とゆっくり夕ご飯します。メニューは父が作る“パパ鍋”がいいな。(9頁)」と、家族愛を覗かせるような受け答えをしている。勿論、声優・アイドルとしての側面から、以上のような受け答えをしていたことは十分考えられる。それでも、「パパ鍋」のような具体的料理があげられている所に、家族関係の良好さを垣間見ることができるのである。これが、全て豊崎の計算による虚偽の事実であったのであるならば、その緻密さを誉め称えるべきである。
2.「今」の豊崎に与えた影響
豊崎といえば、声優としての仕事だけでなく、スフィアやソロでの音楽活動も充実しており、その全てが現在の「豊崎愛生」を構成していることは先に述べた(第二章参照)。「今」が形作られているのは、「昔」からの経験の積み重ねがあってこそである。それは、豊崎愛生という一個人であっても例外ではない。幼少期の経験が、「今」に繋がるものとして、豊崎自身も認識しているものが以下の記事に見える「絵本」である。
「私の母は保育士で絵本が大好きだったので、よく絵本を買ってきては、私に読んでくれました。そんな母の影響からか、小さい頃の遊びは、お人形を並べての絵本朗読会(笑)。今思うと、小さい頃の遊びが今のお仕事に繋がってるのかな~なんて思ったりもします。ちなみに、小学校の中学年まで、読者感想文は絵本でした(笑)。」
(『声優アニメディア』2010年2月、119頁)
豊崎の絵本好きは、豊崎ファンには周知の事実であるが、それは豊崎の母親も絵本好きであったことと深い関わりがあったことが読み取れる。そして豊崎本人も「小さい頃の遊びが今のお仕事に繋がってるのかな~なんて思ったりもします」と述べているように、絵本的要素は、豊崎愛生の現在の仕事に繋がっているのである。
「小さい頃の遊びは、お人形を並べての絵本朗読会」とあるように、他人(人形)に、声を届ける(朗読)といった点で、幼少期の絵本遊びが、声優という職業に寄与していたことは容易にうかがえる。しかし、豊崎がここで「声優」と述べずに「今の仕事」と述べたのには、声優以外の仕事にも影響を与えたいたことを示唆していたと考えられる。豊崎の仕事とは、「声を使った表現」、すなわち声優活動と音楽活動である。
その豊崎の音楽活動、特にソロ活動においては、絵本的要素が色濃く反映されている。以下の記事は第二章で既に紹介した記事である。
「私は、歌を歌うことだけをやっている人ではなく、歌も声優の表現のひとつとして『言葉をメロディに乗せて伝える』という感覚なんですね。技術的には未熟 な部分だらけなんですけど、逆に、言葉を伝える仕事をしている人にしか歌えない歌があるんじゃないかなと思っていて。曲調的には、一対一でお話している感 じというか、隣で絵本を読んでいるような音楽にしたいというのは言わせていただきました」
(『声優アニメディア』2009年10月、42頁)
「私、歌は得意だと思ったこと全然ないんですけど、せっかく声優さんという言葉を伝える仕事をやらせていただいているから逆に私にしかできない歌い方―普段朗読したり台詞を読んだりしてる感じで歌うことはできるんじゃないかなと思って。なので基本的には聴いてくれる人とメロディにのせておしゃべりするんだみたいな気持ちでいつも声を出してます。」
(『ボイスガールズ』2011年5月、80頁)
「隣で絵本を読んでいるような音楽」「普段朗読したり台詞を読んだりしてる感じで歌う」など、豊崎のソロ音楽活動における絵本的要素を読み取ることができる。
そして、その絵本的要素は「歌い方」だけに見られるものではない。如実にその要素が見られるものとして、2011年6月4日に発売された、豊崎愛生1stソロアルバム「love your life,love my
life」の初回限定生産版に付いてくる詩集があげられる。アルバム収録曲に対する豊崎自身の解釈が絵と詩で表現されているものであるが、表紙に「ぶん・え//とよさきあき」と見えるように、絵本の体裁が非常に強く意識されている。中身を見ても一目瞭然であろう。
以上のように、豊崎の「今」の仕事(声優・音楽活動)のルーツの一つとして、幼少期に母親が買って読み聴かせてくれた「絵本」があり、多大な影響を与えていたことは疑いない。人に歴史ありとはよく言ったものである。
勿論、「今」の仕事に影響を与えていたものは「絵本」だけではない。例えば、豊崎の音楽的素養は、家庭環境、とりわけ父親の影響も大きかったようである。
「ロックや童謡など、いろんな音楽が流れる家で育った私は、「なんてかっこいい音楽なんだ!」って、パブロックとかの、オールドロックを好きになりました。」
(『声優アニメディア』2010年5月、30頁)
「うちのお父さんが家でジャック・ジョンソンの曲をよく聴いている」
(『ボイスガールズ』2011年5月、81頁)
他にも、豊崎が小学生時に、父親からアコースティックギターを買い与えられたことは有名な話である(『声優アニメディア』2010年5月、30頁)。豊崎の音楽への造詣の深さも「いろんな音楽が流れる家で育った」という家庭環境も大きな要因の一つとして考えられるだろう。その全てが、豊崎愛生の音楽活動(ないしは声優活動にまで)にまで影響を与えているのである。
3.家族への尊慕
第二章において、豊崎のしっかりした人間性を示したものとして、以下の記事をあげた。
≪将来の目標「声優として、何か将来の目標みたいなものはありますか」≫
「私は今、こういうお芝居がしたいとか、あの人みたいになりたいとか、痩せたいとか(笑)、「なりたい自分」はいっぱい思いつくんですけど、突然何かが起こるというよりは、自分が気づかない間にじわじわと変わっていくのかなと思ってるんです。理想を思い描くことも大事ですけど、今できることから始めることで自分の夢がさらに広がっていくような気がします。道に咲いている花だったり、両親の言葉だったり、そういった身近なものから学ぶことが多いし、これからもそういうものを大事にしていきたいなと思います。」
(『ボイスニュータイプ』2010年3月、33頁)
「両親の言葉だったり、そういった身近なものから学ぶことが多い」の一言に、家族への尊敬の念が込められているといえよう。また、上記の「両親の言葉」に関連するものとして、『声優アニメディア』の「あきずかん」では、次のような逸話が紹介されている。
「豊崎家には「感謝の気持ちを忘れないこと」とか「いつも笑顔でいること」とか、お母さんの教えが色々あるんですけど、その中に「元気がない時は空を見ること!」っていうのもあって」「〔徳島の空を〕ボ~っと見てるのが好きできた(笑)。」
(『声優アニメディア』2011年1月、114頁)
豊崎のしっかりとした一面は、豊崎家のしっかりとした教育の賜物であったことも考えられるかもしれない。上記の記事は、『声優アニメディア』誌上で連載されている「あきずかん」というコラムに見えた逸話である。「あきずかん」は、豊崎愛生の好きなものを毎回テーマとして一つ掲げ、それに関わる具体的な対象物に対して、豊崎が逐一紹介・解説するといった内容になっているが、その「好きなもの」として「そら」をあげ、豊崎家(お母さん)の教えが思い起こされているのである。この「あきずかん」においては、豊崎愛生のパーソナルに関する近しい記事が多く、家族の話も他誌より比較的多くを見る事ができる。「あきずかん」を通読すると、家族に関する想い出と自身の好きな物が深く結びついていることが確認できるのである。
おわりに
本稿では、声優雑誌という限定的な情報を扱った資料の中から、豊崎愛生の家族・家庭環境について述べられているものを抽出し、検討を試みた。決して、多くが語られているわけではないが、豊崎の仕事(声優・音楽活動)を通じ、「家族」に関する言及が多少なりとも見えていたことは注目に値するだろう。それらのほとんどが、幼少期の頃の家族の想い出であり、「今」の豊崎愛生像を構成する要素として、幼少期の家庭環境はやはり無視できないものであったといえる。
本稿では、検討資料を声優雑誌に限っているが、例えばブログやラジオでの家族に関する発言を丁寧に見る事で、以上の点がより浮き彫りになるのではないだろうか。
また、家族に関する発言が、パフォーマンスであるという点も否定はできない。故に、本章での検討が、そもそも論として成り立たないことも指摘できよう。だが、それもまた「豊崎愛生像」そのものなのである。声優雑誌に「結果として」表出されていたのは、豊崎愛生とその家族の相互関係に関する肯定的イメージであり、そこから受容・形成される読者の豊崎愛生像もまた同様の肯定的イメージなのである。
著者個人の見解としては、声優雑誌で述べられた豊崎の発言に論理的一貫性が認められることから、発言全てが嘘八百であるとは到底信じられない。自身の「負の側面」を歌いあげることができる彼女が(第一章参照)、家族への思いをストレートに語っていても何等不思議ではないのである。
はじめに
本章では、声優雑誌の概要や声優雑誌誌上に見られた豊崎愛生関連記事について述べていきたい。本来であれば、序章の「検討資料」の項目で資料(史料)批判として行われるべき作業であるが、取り急ぎ目に見える評価を世に発表したい、という思いから大分遅れてしまった。本稿では「史料批判をふまえた史料の突き合わせによって史実を再確認し、史実の意味を歴史的文脈に沿って考察するとう実証史学の手法(古川隆久2011)」を、まがりなりにも踏襲しているわけなので、一応の資料(史料)批判を試みたい。
1.声優雑誌概要
本稿では、『声優グランプリ』『声優アニメディア』『ボイスニュータイプ』『ピックアップボイス』『ボイスガールズ』『声優パラダイス』の六誌を検討資料として扱った。個人の人物像という実証的把握の難しい対象を検討する場合、可能な限り多くの資料を用いる必要性があることは言をまたない。
各誌に共通している特筆点としては、まずグラビア写真が紹介され、それに付随して声優のインタビュー記事が掲載される、といった形式のものが多い点である。その他にも、担当声優の連載コラムや、イベントレポート記事、特集企画、読者投稿欄など、バラエティに富んだ記事が散見しているが、誌面の巻頭を飾っているような代表的な記事は「グラビア+インタビュー」というのが通例である。
そのため、声優雑誌から享受することのできる情報は「写真情報+活字情報」が主なものとなる。すなわち、「見て」受容・形成される声優像と、「読んで」受容・形成される声優像が考えられ、本稿では、後者の「読む」活字情報に注目したのである。グラビア写真などから受容・形成される声優像については、検討手法が異なるため、別に論じる必要があることは第一章ですでに述べた。
グラビア(写真情報)とインタビュー記事(活字情報)の単純な頁数の比重については、グラビアの方に重きが置かれているものが大半である(コラムなどは別として)。しかし、単純な頁数の差異が、それぞれの重要性の有無に繋がるわけではない点は注意が必要である。量的には少なくとも、活字として声優に関する情報が見られることに、声優雑誌の資料(史料)としての意義を見出すことさえできよう。
さて、声優雑誌の活字資料に着目すると、その記事は大まかに「インタビュー記事」「コラム記事」「レポート記事」の3つに分類できる。前二つは、声優その物の声であり、三つ目は、主に雑誌編集記者の感想・述懐であるといえる。それぞれの資料的価値を念頭に置いた上で、検討に使用する必要がある。
2.各誌の豊崎愛生関連記事
以上のような体裁を取る声優雑誌であるが、本稿では、その誌面から「豊崎愛生」および「スフィア」に関する記事を抽出した。その抽出した結果が、資料1の「豊崎愛生関連記事目録」である。
最近創刊された『声優パラダイス』を除いて、スフィア結成やテレビアニメ「けいおん!」で知名度が上がった2009年から、各誌において豊崎愛生関連記事は多く誌面に表出するようになっている。その注目度の高さを、各誌面から如実にうかがうことができる。本稿では、2009年4月以前の検討は行っていないが、その前後の時間的変化にも今後注目したい。具体的な記事数の変動から、2009年度における豊崎の飛躍ぶりを実証的に把握することが可能となろう。
2009年以後、現在までにおいて、各誌で豊崎愛生およびスフィアに関する記事は断絶することなく見え続けている。その大きな要因として、定期的にCD(シングルとアルバム、スフィアとして豊崎愛生ソロとして)を発売し、定期的にライブ(スフィアとして豊崎愛生ソロとして)を開催していることがあげられる。それらに加え、テレビアニメにおいて主役級の役所で出演する場合は、アニメ特集や座談会などでも誌面に表れることとなる。実際、誌面において、スフィアや豊崎愛生に関する話題は尽きることがない。
これには、所属事務所の能力も大きく作用していることが容易に考えられる。常に話題を切らさず、誌面に表出させ続けることで、それだけ多くの人に認知してもらえる可能性がその他の声優より格段に高くなるのである。認知度だけでなく、誌面に表れ続けることは人気のバロメーターにもなるし、声優として得られる仕事の多さにも繋がることだろう。特に豊崎愛生の場合は、豊崎愛生という個人だけでなく、スフィアとしての一面を持っているため、誌面に登場する回数が多くなり、誌面を占める割合も大きくなる。ユニットを組む利点は、まさに以上の点にあるといえる。常に話題を振りまき、サプライズを客層に提供することはスフィアのコンセプトでもある(第二章参照)。現在に至る(執筆当時2011年6月)豊崎愛生およびスフィアの人気は、偶発的なものなどでは決してなく、実によく考えられた営業戦略がその根底にあったのだといえる。
やや横道に逸れたが、豊崎愛生やスフィアに対し、誌上で特に力を入れていたのは(スポットを当てていたのは)、『声優アニメディア』である。資料1の「豊崎愛生関連記事目録」を見ても明らかであろう。これには、豊崎愛生が定期連載している「あきずかん」というコラム、スフィアが定期連載している「スフィアの千里の道も四歩から」というコラムの存在が大きい。他誌でも、豊崎愛生が連載したコラムなどがあったが(短期集中コラム「豊崎愛生のおうちでごろり♪」)、定期連載ではなかった。特に、「あきずかん」は、豊崎が好きなものをテーマとしたコラムなので、豊崎の貴重なパーソナル情報が満載である。豊崎愛生(とスフィア)に関する単純な情報量で言えば、『声優アニメディア』が他誌より一歩先んじていることは間違いない。
勿論、他誌が内容的な意味で劣っているということでは決してない。それぞれにおいて、魅力的な特集を組んでいたり、特徴的な取り上げ方が試みられている。すなわち、理想的には全声優雑誌を網羅することが好ましいのである。執筆者は、六誌もの声優雑誌を通読してきたが、全く同じ内容の記事は存在しなかった。記者(インタビュアー)は各誌によって異なるため、質問もバライティに富んでいるし、もし似たような質問があっても、受け答えする声優側が同じような回答を意図的に避けている。また、一誌だけでは、いま一つぴんと来なかった内容も、同時期に発行された他誌と突き合わせることで、より具体的な情報として新たな一面が読み取れることもあった。また、豊崎愛生の人物像を考える際においても、一誌あるいは一つの記事だけでは裏付けが希薄となってしまう。他誌の記事と突き合わせることで(資料批判)、総体的な人物像を浮き彫りにすることが可能となったのである(主に第一章と第二章参照)。
惜しむべきは、声優雑誌の値段が割高であることだろう。大凡、1000円を越えるものが多く、誰もが気軽に買える値段ではない。それ故、数種類を購入することも経済的に難しい場合が多い(執筆者も2・3誌が限界である)。本稿にように、研究に使用する場合は、国会図書館などで閲覧することが可能であるが、発刊後すぐに収められているわけではないので、即時性は皆無である。雑誌の持つメディア特性として重要なのは、この即時性であり、これを求める限りはやはり「購入」という手段しか残されていない。その際、購入の決め手となるのは、声優雑誌の内容の豊富さであろう。誰をピックアップしているのか、どのような特典・附録がついているのか、など各誌ごとに生き残りをかけた競争意識も高いと考えられる。本稿では、あえて各誌別の詳細な内容紹介や体裁にまで言及しなかったが(豊崎愛生を語る上で、豊崎の情報量の多少についてはふれざるを得なかったが)、それは、検討に使用している声優雑誌が現在進行形で発刊されている雑誌だからであり、多少とも売り上げに影響のあるような発言は控える必要があると考えたからである(本稿にそのような影響力があるとは思えないが)。
おわりに
以上、本稿で使用した声優雑誌について、豊崎愛生関連記事とともにその概要を示した。今回の検討を通し、執筆者が初めて手にした声優雑誌もあった。それらを通読して感じたことは、それぞれに趣向が凝らされて居り、おそらく意図的に差異化が図られているだろうことである。他誌とは違った本誌ならではの特徴づけが模索されているのである。ただ、それらの差異は大きな枠内における差異であることは指摘しておくべき点であろう。今までの声優雑誌という体裁の殻(大きな枠)を突き破った企画があっても面白いかもしれない。例えば、本稿のような論文を載せるとか・・・。いえ、なんでもありません。
≪付記≫
出版業界では当然な問題すぎて、本文ではふれなかったが、誌面のグラビア写真などが発売直後ネット上にアップされてしまうのも売り上げに大きな影響を与えていると考えられる。アップされた画像を見て実際に購入に走る「販促効果」がどれだけあるのかは、これもまた実証的把握が難しい。グラビア写真が購入を経ずともネットなどで閲覧することが可能であるということが前提となってしまうと、必然的に画像ではない、特典や附録などの「物品」に目が向けられてしまう(購入側も発行側も)。附録や特典だけでなく、誌面の内容の充実も是非とも忘れないで頂きたいのである。「声優雑誌の価値はグラビア写真だけでない」と私は声を大にして言いたい。
■豊崎愛生(とよさき あき、1986年10月28日)、日本の声優。ミュージックレイン所属。徳島県出身。血液型AB型。
・声優になるきっかけ(全文引用)…「子供の頃は喋るのが苦手で、自分の声も大嫌いだったんですが、高校生の時に「あえて苦手なことに挑戦してみよう!」と思って、テレビ出演のアルバイトを始めたんです。そしたら視聴者の方から「愛生ちゃんの喋りが好きです」とか「愛生ちゃんの声を聞くと元気が出ます!」というお便りをいただいて。そこから「将来は、声を使うお仕事ができたらいいな~」と思うようになりました。元々アニメは大好きだったし、オーディションに受かって声優の道が拓けた時は「やったー!!」って感じでしたね。声優なら役で学生にも戻れるし、メイドになったり怪物になったりもできる。今、いろんなキャラクターになって喋ることがホントに楽しくてしょうがないですっ!!」
(『声優アニメディア』2010年12月、130頁)
・愛生の名は「『愛』されて『生』きていける人になるように」という意味だけでなく、「自分の演じたキャラクターがたくさんの人に愛されて生き生きしていけるような、そんなお芝居をしていきたい!」という意味合いも自身で込めている。
(『声優アニメディア』2009年11月、74頁)
・オーディションは知人に薦められ受けた。
(『声優アニメディア』2011年3月、78頁)
・自称・スフィアのらくがきリーダー
(『声優アニメディア』2010年5月、123頁)
・晴れ女(戸松遥談)
(『声優グランプリ』2011年5月、23頁)
・大食い(自他ともに認める)
(『声優グランプリ』2010年5月、9頁)
・朝食は和食派。休みの日はごはんを作ることが多い。
(『声優グランプリ』2011年5月、103頁)
・大阪に2年ほど住んでいたことがある。
(『声優アニメディア』2009年10月、36頁)
・昔、2年間程裏千家の茶道を習ったことがある。
(『声優アニメディア』2010年3月、119頁)
・ロングスカートは普段はあまりはかない。
(『声優グランプリ』2010年5月、13頁)
・ふわっとした森ガールっぽい洋服が多い。
(『声優グランプリ』2010年12月)
・普段から色々な所に出掛けて絵を描いている。
(『声優グランプリ』2009年10月、23頁)
・2010年頃から雨の日はアコギをさわっている。
(『声優グランプリ』2011年5月、23頁)
・休日は外に行くことが多い。上野や谷中などを散歩している。
(『ボイスガールズ』2010年11月、47頁)
・休みの日は家で過ごすことが多い。
(『声優グランプリ』2011年5月、26頁)
・休みの日に、豆を挽いてのんびりコーヒータイムが最高の幸せ
(『声優アニメディア』2010年8月、122頁)
・本は家で読むよりも、喫茶店で読むことが多い。
(『ボイスガールズ』2010年11月、47頁)
・ミックスジュースを家でよく作る。
(『声優アニメディア』2010年9月、121頁)
・7DAYSマスクを愛用
(『声優アニメディア』2010年12月、130頁)
・グミ・ノド飴を持ち歩いている。
(『声優アニメディア』2010年12月、130頁)
・レコーディング時にはハチミチを舐める。
(『声優アニメディア』2010年12月、130頁)
・アフレコ台本は、自分の出番のあるページの左上を折って、自分のセリフに赤ボールペンで印をつける。
(『声優アニメディア』2010年12月、130頁)
・カラオケではゆったりとした感じの曲が好きだが、調子に乗るとロックを歌う。
(『声優アニメディア』2009年5月、53頁)
・スフィアをムービーで撮るのがマイブーム
(『声優アニメディア』2009年11月、36頁)
・所有しているサロペットは約30~40着
(『声優アニメディア』2009年11月、74頁)
・ピーちゃんというひよこのぬいぐるみが実家にある。
(『声優アニメディア』2010年2月、119頁)
・初めて買った携帯ゲーム機は、ゲームボーイ。ワンダースワンは4台所有。
(『声優アニメディア』2010年7月、129頁)
・ガンシューティングが大得意(自称)
(『声優アニメディア』2010年7月、129頁)
・上京後は、ひとりでよく喫茶店に行く。
(『声優アニメディア』2010年8月、122頁)
・たい焼きはあたまから食べる派。「薄皮」「甘過ぎないあんこ」「パリっと感」の3つが豊崎愛生的おいしいたい焼きの3大ポイント。
(『声優アニメディア』2011年2月、122頁)
・ソロライブ(2011年1月)でも披露したエレアコの名前は「エレ子」
(『声優アニメディア』2011年3月、24頁)
≪家族≫
■母親
・保育士
(『声優グランプリ』2009年10月、22頁、『声優アニメディア』2010年2月、119頁)
・母親が作ってくれる味噌汁にはいつも鳴門金時が入っていた
(『声優アニメディア』2009年12月、144頁)
・絵本が大好きで、よく買ってきては読み聞かせた。
(『声優アニメディア』2010年2月、119頁)
・お菓子によくグミを買ってきた
(『声優アニメディア』2010年6月、119頁)
・コーヒー好き
(『声優アニメディア』2010年8月、122頁)
・お酒が飲めない
(『声優アニメディア』2010年9月、122頁)
・梅を漬けている
(『声優アニメディア』2010年9月、122頁)
・神社やお寺巡りが好きで、お守りを買って送る。
(『声優アニメディア』2010年12月、130頁)
■父親
・「パパ鍋」を作れる。
(『声優グランプリ』2010年5月、9頁)
・小さい頃に、天体望遠鏡を買い与える。
(『声優グランプリ』2010年10月、18頁)
・小学生時、アコースティックギターを買い与える。エレキギターをねだられるも「すべての原点はアコースティックギターじゃ!」といって一蹴する。
(『声優アニメディア』2010年5月、30頁)
・クリスマスにプレイステーションを買い与える。
(『声優アニメディア』2010年7月、129頁)
・コーヒー好き。おいしいコーヒーの淹れ方を教える。
(『声優アニメディア』2010年8月、122頁)
・家でジャック・ジョンソンの曲をよく聴いている。
(『ボイスガールズ』2011年5月、81頁)
■姉
・二つ上
(『声優グランプリ』2011年3月、12頁)
・雛祭りの時は、段の付いたお雛様だった。
(『声優グランプリ』2011年2月、20頁)
・ある日、ファイナルファンタジーⅦを買ってくる。
(『声優アニメディア』2010年7月、129頁)
・お酒が飲めない。
(『声優アニメディア』2010年9月、122頁)
■祖父・祖母
・祖母が日本武道館ライブ(2010年11月23日)を観覧。
(『声優グランプリ』2011年2月、23頁)
・祖父が家のガスストーブで焼いもと作ってくれていた。
(『声優アニメディア』2009年12月、144頁)
■犬
・名前は「りゅう」ちゃん
(『声優グランプリ』2011年5月、26頁)
・2009年8月30日に行われたスフィアライブ(shake×sphere‐夏の夜の夢‐)のソロパートで歌った「少年時代」は犬と散歩中に口ずさんでいた。
(『声優グランプリ』2009年10月、41頁)
・2010年1月、18年間の生涯に幕を閉じる。
(『声優グランプリ』2011年5月、26頁)
・ファーストアルバムには犬に向けられた曲がある。
(『声優グランプリ』2011年5月、26頁)
≪好きなもの・こと≫
・緑色
(『声優アニメディア』2010年4月、117頁)
※これまで自身が演じてきたキャラクターに緑が多かった。
・音楽
(『ボイスニュータイプ』2009年6月、46頁)
・リラックスするのが好き
(『声優グランプリ』2009年10月、22頁)
・妄想
(『声優グランプリ』2009年10月、22頁)
・夏、「これから夏が来るなぁ~」という空気感
(『声優グランプリ』2010年7月、20頁)
・パン店
(『声優アニメディア』2009年12月、144頁)
・ボウリング
(『声優アニメディア』2010年3月、121頁)
・新学期が始まる独特の匂い
(『声優アニメディア』2010年4月、30頁)
・ゲーム
(『声優アニメディア』2010年7月、129頁)
※タイムクライシス(超うまい)、DanceDanceRevolution(やりまくり)、ファイナルファンタジーⅦ(以来、好きなジャンルRPGに)、闘神伝(やり込みました)
・カメラ
(『声優アニメディア』2010年10月、78頁)
・動物園・水族館・美術館
(『声優アニメディア』2011年3月、117頁)
・化粧品、デパートの化粧品売り場を見て回るのが好き。
(『声優アニメディア』2011年5月、14頁)
・お風呂に入ったり、美容液をつけたり、寝る準備をするのが好き
(『声優アニメディア』2011年5月、14頁)
・デパ地下(本格的に好きになったのは上京後)
(『声優アニメディア』2011年5月、118頁)
・激しいロックも好き
(『ボイスニュータイム』2010年12月、30頁)
・昔のガールズポップ
(『ピックアップヴォイス』2010年2月、68頁)
・喫茶店
(『ボイスガールズ』2010年11月、47頁)
・ヴィンテージ(カバン・カメラ)
(『ボイスガールズ』2011年5月、81頁)
・中古のCD屋
(『ボイスガールズ』2011年5月、81頁)
・手塚治虫『青いブリンク』(アニメ作品)
(『声優グランプリ』2010年5月、9頁)
【人物】
・ティム・バートン
(『声優グランプリ』2010年3月、100頁)
・CHARA
(『声優グランプリ』2010年5月、13頁、『声優アニメディア』2009年5月、53頁)
・梨木香歩
(『声優グランプリ』2010年10月、20頁)
・つじあやの
(『声優グランプリ』2011年4月、122頁、『ボイスガールズ』2011年5月、80頁)
・Riefu
(『声優グランプリ』2009年10月、42頁)
・谷山浩子
(『声優グランプリ』2009年10月、42頁、『ボイスガールズ』2011年5月、80頁)
・CooRie
(『声優アニメディア』2009年11月、34頁)
・クラムボン
(『声優アニメディア』2010年11月、11頁)
・奥華子
(『ボイスガールズ』2011年5月、80頁)
・コトリンゴ
(『ボイスガールズ』2011年5月、80頁)
・Keitoblow
(『ボイスガールズ』2011年5月、80頁)
・TAKUYA
(『ボイスガールズ』2011年5月、80頁)
・ミッシェル・ガンエレファントのチバ
(『ボイスがーズル』2011年5月、81頁)
【飲食物】
・ましゅまろ(外国産)
(『声優グランプリ』2010年2月、100頁)
・桜餅
(『声優グランプリ』2010年4月、25頁、『声優アニメディア』2011年2月)
・チョコレート
(『声優アニメディア』2009年11月、74頁)
・釜飯
(『声優アニメディア』2009年12月、35頁)
・いも
(『声優アニメディア』2009年12月、144頁)
※いも好きなのは、地元徳島の名産品として鳴門金時があったのが大きいと述懐。
・フライドポテト(特にフレッシュネスバーガーの太いポテト)
(『声優アニメディア』2009年12月、144頁)
・いもけんぴ
(『声優アニメディア』2009年12月、144頁)
・コーヒー。一番好きな豆は「モカマタリ」。ブラックで飲むのが好き。
(『声優アニメディア』2010年3月、119頁、同年8月、122頁、『ボイスガールズ』2010年11月、47頁)
※温かい飲み物が好き
・お茶(玄米茶・裏千家)
(『声優アニメディア』2010年3月、119頁)
・グミ
(『声優アニメディア』2010年6月、119頁)
・バナナジュース
(『声優アニメディア』2010年9月、121頁)
・マカディアスパークリング
(『声優アニメディア』2010年9月、121頁)
・梅酒(一番好きなのは白鶴の「蔵元仕込み梅酒原酒」)
(『声優アニメディア』2010年9月、121頁)
・エビ(特に甘エビ)
(『声優アニメディア』2010年11月、117頁)
・お寿司(ネタはヒラメ、特にエンガワ)
(『声優アニメディア』2010年11月、117頁)
・たい焼き(具は黒あん、クリームチーズ、カスタード、季節モノの順に好き)
(『声優アニメディア』2011年2月)
・たけのこ(特に煮物)
(『声優アニメディア』2011年3月)
【映画】
・『Buffalo‘66』
(『声優グランプリ』2010年2月、100頁)
・『BIGFISH』
(『声優グランプリ』2010年3月、100頁)
・『耳をすませば』※ジブリ作品全般
(『声優グランプリ』2010年4月、98頁)
【CD】
・ザ・ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』
(『ボイスガールズ』2011年5月、81頁)
・スクーターズ『コンプリート・コレクション』
(『ボイスガールズ』2011年5月、81頁)
・ハンバートハンバート『おなじ話』
(『ボイスガールズ』2011年5月、81頁)
・オリジナルサウンドトラック『スタンド・バイ・ミー』
(『ボイスガールズ』2011年5月、81頁)
・トリスタン・プリティマン『トゥエンティスリー』
(『ボイスガールズ』2011年5月、81頁)
・ズータンズ『とぎれとぎれ』
(『ボイスガールズ』2011年5月、81頁)
・レンカ『レンカ』
※「会社のスタッフさんが「豊崎はこれ絶対好きだから聴いとけ」ってくれたアルバム」
(『ボイスガールズ』2011年5月、81頁)
【本・絵本】
・梨木香歩『裏庭』
(『声優グランプリ』2010年10月、20頁)
・『こんとあき』
(『声優アニメディア』2010年2月、119頁)
・『人魚姫』
(『声優アニメディア』2010年2月、119頁)
・『わたしのワンピース』
(『声優アニメディア』2010年2月、119頁)
・『はなのすきなうし』
(『声優アニメディア』2010年2月、119頁)
・『すてきな三にんぐみ』
(『声優アニメディア』2010年2月、119頁)
※苦手なもの
・電化製品が苦手(『声優アニメディア』2010年1月、121頁)
・数学が苦手(『声優アニメディア』2010年1月、121頁)
・パソコンが苦手(『声優アニメディア』2010年1月、121頁)
・かめが苦手(『声優アニメディア』2010年1月、121頁)
・人混みが苦手(『声優アニメディア』2010年1月、121頁)
・プレッシャーに弱い(自称)(『声優アニメディア』2010年3月、121頁)
≪声優雑誌のアニメ関連記事からわかる参加アニメ作品≫
・けいおん!
(『声優アニメディア』2009年5月、8月、9月、『ボイスニュータイプ』2009年6月、8月)
・とある科学の超電磁砲
(『声優グランプリ』2009年12月)
・かなめも
(『声優アニメディア』2009年8月)
・聖剣の刀鍛冶
(『声優アニメディア』2009年11月)
・いちばんうしろの大魔王
(『声優グランプリ』2010年4月、『声優アニメディア』2010年3月)
・けいおん!!
(『声優グランプリ』2010年5月、『声優アニメディア』2010年5月、『ボイスニュータイプ』2010年6月)
・おとめ妖怪ざくろ
(『声優アニメディア』2010年12月)
・花咲くいろは
(『声優グランプリ』2011年5月、『声優アニメディア』2011年5月)
※注1)あくまで声優雑誌に表出された履歴
≪小学生以前≫
・七五三はしたことない。
(『声優アニメディア』2010年1月、43頁)
・幼稚園児の時に『はなのすきなうし』(絵本)を読む
(『声優アニメディア』2010年2月、119頁)
・幼稚園の時に、黒一色の怖い絵を描く。
(『ボイスニュータイプ』2011年3月、40頁)
≪小学生時代≫
・自分の卒業式よりも姉の卒業式の方が緊張した。
(『声優グランプリ』2011年3月、12頁)
・サロペットを小学校高学年の時に両親から誕生日プレゼントで貰う。今でも着ている。
(『声優グランプリ』2009年11月、74頁)
・大掃除の後、掃除のご褒美として落ち葉で焼いもを焼く日があった。
(『声優アニメディア』2009年12月、144頁)
・小学校の中学年まで読書感想文は絵本
(『声優アニメディア』2010年2月、119頁)
・校門の警備員さんと仲よしで、卒業式の日にお小遣いをもらう。
(『声優アニメディア』2010年3月、58頁)
・小学校高学年の時、誕生日に父親からアコースティックギターを買ってもらう
(『声優アニメディア』2010年5月、30頁)
・クリスマスシーズンに父親にプレイステーションを買ってもらう
(『声優アニメディア』2010年7月、129頁)
・家族旅行で海外に行く。
(『声優アニメディア』2011年3月、117頁)
・小学1年・2年の時に、夏休みの宿題で描いた緑化促進ポスターで、徳島県の「特選」を受賞。
(『ボイスニュータイプ』2011年3月、40頁)
※小さい頃(具体的な時期特定が不明なもの)
・手塚治虫の『青いブリンク』が好きで、青い雷獣の絵柄のパンツをはいていた。
(『声優グランプリ』2010年5月、9頁)
・父親が天体望遠鏡を買ってきて、月を見た。
(『声優グランプリ』2010年10月、18頁)
・長髪だった頃がある。
(『声優グランプリ』2011年4月、120頁)
・小さい頃、アリーテ姫(『アリーテ姫の冒険』)になりたかった。
(『声優アニメディア』2009年10月、43頁)
・小さい頃の遊びは、お人形並べての絵本朗読会
(『声優アニメディア』2010年2月、119頁)
・真冬に家族でキャンプに行ったことがある
(『声優アニメディア』2011年1月、114頁)
・子供の頃から朝は母親と喫茶店でモーニングセットを食べていた。
(『ボイスガールズ』2010年11月、47頁)
≪中学生時代≫
・バスケ部に所属(選手)
(『声優グランプリ』2009年12月、109頁)
・スピッツやゆずの曲をギターで弾いていた。
(『ボイスガールズ』2011年5月、80頁)
≪高校生時代≫
・生物部(高校2年生の時入部)。ハムスターの飼育を行う。
(『声優アニメディア』2009年5月、46頁)
・すごく仲よしのクラスだった
(『声優グランプリ』2011年3月、12頁)
・グミを大人買いする
(『声優アニメディア』2010年6月、119頁)
・クラムボンを好きになり、毎日のように聴く
(『声優アニメディア』2010年11月、16頁)
・徳島でテレビ出演のアルバイトを始める(MCやラジオのアシスタントなど)
(『声優アニメディア』2010年12月、130頁、『ボイスガールズ』2011年5月、81頁)
・チャットモンチーの前説をやったことがある。
(『ボイスガールズ』2011年5月、80頁)
≪短大生時代≫
・卒業式には出られなかった(『声優グランプリ』2011年3月、12頁)
・成人式には行けなかった。(『声優アニメディア』2010年1月、43頁)
・バーテンダーに憧れる。(『声優アニメディア』2010年9月、122頁)
※学生時代(具体的な時期特定が不明なもの)
・学校の図書館で梨木香歩『裏庭』を読む
(『声優グランプリ』2010年10月、20頁)
・学生の頃、毎日のようにいもけんぴを食べていた時期があった。
(『声優アニメディア』2009年12月、144頁)
・修学旅行で北海道に行ったことがある。
(『声優アニメディア』2010年4月、16頁)
・学生の頃、売店の販売員として夏フェスに潜り込んだことがある
(『声優アニメディア』2010年7月、37頁)
・自転車通学で吉野川を渡っていた。
(『声優アニメディア』2010年10月、78頁)
≪事務所所属後≫
【2009年】
・2月15日…スフィア結成。お披露目イベントを東京浜離宮朝日ホールにて開催。
(『声優グランプリ』2009年4月)
・4月22日 スフィアデビューシングル「FutureStream」発売
(『声優グランプリ』2009年5月、『声優アニメディア』2009年5月、『ボイスニュータイプ』2009年6月、『ピックアップヴォイス』2009年6月)
・5月17日 スフィア「1stStream~スフィアとアニメの音楽会」(東京日本青年館)
(『声優アニメディア』2009年7月)
・7月29日 スフィア2ndシングル「SuperNoisyNOVA」発売
(『声優アニメディア』2009年8月、『ピックアップヴォイス』2009年9月)
・8月30日 スフィア第2回ライブ「shake×sphere‐夏の夜の夢‐」(東京JCBホール)
(『声優グランプリ』2009年10月、『声優アニメディア』2009年10月)
・10月28日 ソロデビュー(1st「loveyourlife」)
(『声優グランプリ』2009年10月)
・11月25日 スフィア3rdシングル「風をあつめて/Bravemyheart」発売
(『声優グランプリ』2009年11月、『声優アニメディア』2009年11月、『ボイスニュータイプ』2009年12月、『ピックアップヴォイス』2010年1月)
・12月23日 スフィア1stアルバム「A.T.O.M.O.S.P.H.E.R.E」発売
(『声優グランプリ』2009年12月、『声優アニメディア』2009年12月、『ピックアップヴォイス』2010年1月)
・12月30日 「けいおん!」ライブイベント~レッツゴー!
(『声優グランプリ』2010年2月)
【2010年】
・1月10日・31日 スフィア第3回コンサート「ColorfulConcert」(東京渋谷)(神奈川県民ホール追加公演)
(『声優グランプリ』2010年2月、『ピックアップヴォイス』2010年4月)
・4月18日 スフィアライブ「~Sphere’s rings live tour2010~」(東京国際フォーラム)
(『声優グランプリ』2010年6月)
・6月13日 スフィアライブ「同上at ZeppOsaka」※日本武道館公演決定の告知
(『声優グランプリ』2010年9月、『ボイスニュータイプ』2010年9月)
・4月21日 スフィア4thシングル「REALOVE:REALIFE」発売
(『声優グランプリ』2010年4月、『声優アニメディア』2010年4月、『ボイスガールズ』2010年5月)
・5月26日 豊崎愛生2ndシングル「ぼくを探して」発売
(『声優グランプリ』2010年5月、『声優アニメディア』2010年4月、5月)
・7月28日 スフィアニューシングル「NOW loading…SKY!!」発売
(『声優アニメディア』2010年7月、『ボイスガールズ』2010年8月)
・10月20日 スフィアニューシングル「MOON SIGNAL」発売
(『声優グランプリ』2010年10月、『声優アニメディア』2010年10月)
・11月10日 豊崎愛生3rdシングル「Dill」発売
(『声優アニメディア』2010年11月、『ボイスガールズ』2010年11月)
・11月23日 スフィアライブ2010「sphere on LOVE, on 日本武道館」
(『声優グランプリ』2011年1月、『声優アニメディア』2010年11月、同年12月、『ボイスガールズ』2010年11月、『声優パラダイス』2011年3月)
【2011年】
・1月29日 豊崎愛生ソロイベント「MusicRainbow01」(東京中野サンプラザ)
(『声優グランプリ』2011年3月、『ボイスガールズ』2011年2月)
・3月9日 武道館ライブの写真集発売
(『声優グランプリ』2011年2月)
・3月16日 スフィア2ndアルバム「Spring is here」発売
(『声優グランプリ』2011年2月、『声優アニメディア』2011年2月、同年3月、『ボイスニュータイプ』2011年3月)
・4月17日 スフィアライブ「SpringParty is HERE」
(『声優アニメディア』2011年5月、『ボイスガールズ』2011年5月)
・5月11日 スフィアニューシングル「Hazy」発売
(『声優グランプリ』2011年5月、『声優アニメディア』2011年5月、『ボイスガールズ』2011年5月)
・6月1日 豊崎愛生ファーストアルバム「loveyourlife、livemylife」発売。
(『声優グランプリ』2011年5月、『声優アニメディア』2011年5月)
・6月4日 豊崎愛生ソロライブ「loveyourlive」開催。
≪豊崎愛生関連記事目録≫
※注1)各声優雑誌から「豊崎愛生」「スフィア」に関する記事を抽出したもの。
※注1)ページ数は、グラビアも含んだ総ページ数を示す。
『声優グランプリ』
■『声優グランプリ』第14巻第4号(2009年4月)・・・スフィアとしては『声グラ』初登場。
・スペシャルグラビアスフィア「Hellow!Darlin’!!」全3頁。インタビュー形式。
■『声優グランプリ』第14巻第5号(2009年5月)
・フレッシュグラビア「スフィア」、デビューシングル「Faturestream」(4月22日)関連。インタビュー形式。全3頁。
■『声優グランプリ』第14巻第6号(2009年6月)・・・該当記事なし。
■『声優グランプリ』第14巻第7号(2009年7月)・・・該当記事なし。
■『声優グランプリ』第14巻第8号(2009年7月)・・・該当記事なし
■『声優グランプリ』第14巻第9号(2009年8月)
・スペシャルグラビアスフィア「さわやかな笑顔で」全2頁。インタビュー形式。
■『声優グランプリ』第14巻第10号(2009年9月)・・・該当記事なし
■『声優グランプリ』第14巻第11号(2009年10月)・・・豊崎愛生単独。10月28日(誕生日)のソロデビューを記念して。単独としては『声優グランプリ』のグラビア初登場。
・スペシャルグラビア豊崎愛生「絵本と一緒にほんわかタイム♪」全3頁。インタビュー形式。
・ミュージックレインのモバイルサイトのオープンに関する記事。全1頁。スフィアへのインタビュー形式。
・EVENT&LIVEレポート「スフィア「shake×sphere‐夏の夜の夢‐」」8月30日東京JCBホールで行われたスフィアのセカンドワンマンライブのレポート。取材もあり。全2頁。
■『声優グランプリ』第14巻第12号(2009年11月)・・・スフィア11月25日の3rdシングル(両A面)発売関連記事。
・スペシャルグラビアスフィア「冬の光の中で…」全3頁。インタビュー形式。
■『声優グランプリ』第15巻第1号(2009年12月)・・・12月23日発売のスフィアファーストアルバム「A.T.O.M.O.S.P.H.E.R.E」発売関連記事。
・スペシャルグラビアスフィア「小春日和の“PHOTOSESSION”」全4頁。インタビュー形式。
・注目アニメ座談会&対談「とある科学の超電磁砲」スペシャル対談。伊藤かな恵と。全2頁。対談形式。
・巻末グラビア豊崎愛生「LOVEMEGANE」(眼鏡をコンセプトとしたグラビア企画)登場。3頁。尋常じゃない可愛さを誇る。
■『声優グランプリ』第15巻第2号(2010年1月)・・・該当記事なし
■『声優グランプリ』第15巻第3号(2010年2月)・・・スフィア第三回コンサート「ColorfulConcert」(東京渋谷1月10日)レポートと取材記事。
・カラーレポートスフィア「ColorfulConcert」全2頁。
・「けいおん」ライブイベント~レッツゴー!(2009年12月30日)~レポート。全1頁。
・短期集中コラム「豊崎愛生のおうちでごろり♪」第1回。全1頁。手書き文字。
■『声優グランプリ』第15巻第4号(2010年3月)
・短期集中コラム「豊崎愛生のおうちでごろり♪」第2回。全1頁。手書き文字。
■『声優グランプリ』第15巻第5号(2010年4月)
・スフィア四枚目のシングル「REALOVE:REALIFE」(2010年4月21日)関連記事。
・スペシャルグラビアスフィア「SweetRock’nGirls」全4頁。インタビュー形式。
・スペシャルグラビア豊崎愛生「ヒロイン3人が大集合『いちばんうしろの大魔王』」アニメ「いちばんうしろの大魔王」に関するインタビュー記事。全4頁。
・短期集中コラム「豊崎愛生のおうちでごろり♪」最終回。全1頁。手書き文字。
■『声優グランプリ』第15巻第6号(2010年5月)(スフィア表紙号、本誌初)
・巻頭大特集「パジャマでうっとり……お泊まりスフィア」。全国ツアー中。一問一答とインタビュー。全7頁。
・COLORREPORT豊崎愛生「2ndシングル「ぼくを探して」ジャケット撮影完全密着レポート!!」5月26日発売。インタビュー形式。全2頁。
・スペシャルグラビア豊崎愛生「ちょっぴり大人になった私たちのメロディ♪『けいおん!!』」「アニメ「けいおん」スペシャルグラビア記事。全4頁。インタビュー形式。
■『声優グランプリ』第15巻第7号(2010年6月)
・4月18日東京国際フォーラム~Sphere’s rings live tour2010~のレポート記事。
・スペシャルレポートスフィア「~Sphere’s rings live tour2010~」全3頁。
■『声優グランプリ』第15巻第8号(2010年7月)
・スペシャルグラビアスフィア「夏だっ!!ビーチバレー対決だっ!!」スフィアニューシングル「Now loading…SKY!!」とライブツアー愛知公演関連記事。全4頁。インタビュー形式。
■『声優グランプリ』第15巻第9号(2010年8月)
・密着レポート「sphere’s rings live tour 2010」at ZeppOsaka(6月13日)、れポ形式、全2頁。初の全国ツアー。
■『声優グランプリ』第15巻第10号(2010年9月)・・・大リニューアル号
・ライブレポートスフィア「~Sphere’s rings live tour2010~追加公演」レポート記事。全2頁。日本武道館公演決定の告知。
■『声優グランプリ』第15巻第11号(2010年10月)
・特選グラビアスフィア「スフィア、秋の休日」。ニューシングル「MOON SIGNAL」(10月20日発売)関連記事。インタビュー形式。全4頁。
■『声優グランプリ』第15巻第12号(2010年11月)
・別冊付録「武道館ライブ開催のお祝いケーキ作り」。附録未読。
■『声優グランプリ』第16巻第1号(2010年12月)
・特選グラビアスフィア「冬のコーディネイトは、こーでないと」。ライブツアーのDVD・BD発売関連。インタビュー形式。全5頁。
■『声優グランプリ』第16巻第2号(2011年1月)
・特選グラビア「スフィアライブ2010『sphere on LOVE、on 日本武道館』(2010.11.23)レポート」、1月29日30日のソロライブ関連も。インタビュー形式とレポ記事。全5頁。
■『声優グランプリ』第16巻第3号(2011年2月)
・特選グラビア「ようこそ!スフィアのひな祭りへ!」、アルバム「Spring is here」(3月16日)関連。インタビュー形式、全6頁。
■『声優グランプリ』第16巻第4号(2011年3月)スフィア表紙号
・巻頭大特集スフィア「ひと足先に春色に染まりました♪」。発売間近のセカンドアルバム「Spring is here」関連記事。インタビュー形式、レポート形式。全12頁。
■『声優グランプリ』第16巻第5号(2011年4月)
・グラビア企画豊崎愛生「へあちぇん!」。ショートボブヘアからロング三つ編み。インタビュー形式。全6頁。4月13日発売の「春風SHUN PU」についても。
■『声優グランプリ』第16巻第6号(2011年5月)
・グラビア企画スフィア「くもりのち晴れ」。ニューシングル「Hazy」(5月11日)関連。インタビュー形式。全7頁。
・グラビア企画豊崎愛生「あきの休日」。ファーストアルバム「loveyourlife,lovemylife」(6月1日発売)関連。インタビュー形式。全5頁。
・注目TVアニメ特集豊崎愛生「『花咲くいろは』」。伊藤かな恵、能登麻美子との対談形式でのアニメ解説。全3頁。
『声優アニメディア』
■『声アニ』第6巻第4号(2009年4月)
・別冊附録「まつごとっ!スフィアつき」ユニット形成&CDデビュー決定の4人組 完全ガイドミニブック」(未読)
■『声アニ』第6巻第5号(2009年5月)
・春新番組TVアニメ特集「けいおん!」インタビュー形式、全3頁。
・春新番組TVアニメ特集「初恋限定―ハツコイリミテッド―」インタビュー形式、全2頁。
・ReleaseSpecial「デビューシングル[FutureStream](4月22日)徹底紹介第1弾!CDジャケット写真撮影完全密着」インタビュー形式、全2頁。
・スフィア新連載コラム「スフィアの千里の道も四歩から[第一歩]」・・大食いチャレンジ、全1頁。
■『声アニ』第6巻第6号(2009年6月)
・ReleaseSpecial「デビューシングル[FutureStream]徹底紹介第2弾」インタビュー形式、全2頁。
・連載コラム「同上[第二歩]・・・ビリヤード対決、全1頁。
■『声アニ』第6巻第7号(2009年7月)
・LIVE&EVENT特集「スフィア1stStream~スフィアとアニメの音楽会」初のイベントのレポ。5月17日@東京日本青年館。全3頁。
・連載コラム「同上[第三歩]」・・・デコレーションにチャレンジ、全1頁。
■『声アニ』第6巻第8号(2009年8月)
・PICKUP3大注目のアニメ、リリースをピックアップ!「けいおん!」インタビュー形式、全、全5頁。
・ReleaseSpecial「2ndシングル[SuperNoisyNOVA]リリース2」(7月29日)、インタビュー形式、全3頁。
・夏新番組TVアニメ特集「かなめも」インタビュー形式、全3頁。
・連載コラム「同上[第四歩]」・・・たこ焼き作りにチャレンジ
■『声アニ』第6巻第9号(2009年9月)
・速報「アニメ[けいおん!]ウェブラジオ[らじおん!]公開録音&ライブレポート」全1頁。
・ReleaseSpecial「2ndシングル[SuperNoisyNova](7月29日)ミュージッククリップ撮影現場完全密着」インタビュー形式、全2頁。
・声アニチャンネル(読者投稿欄)
・連載コラム「同上[第五歩]」・・プリクラをみんなで撮る。
■『声アニ』第6巻第10号(2009年10月)
・SPECIALISSUE「セカンドシングル[SuperNoisyNova]発売記念キャンペーン@大阪&東京完全密着」インタビューとレポ記事。全3頁。
・連載コラム「同上[第六歩]」・・・・お好み焼き作りのチャレンジ、全1頁。
■『声アニ』第6巻第11号(2009年10月)
・PICKUPLiveEvent「[shake×Sphere―夏の夜の夢―](8月30日、二回目のライブイベント)リハーサル&ライブ完全ドキュメント!!」インタビュー&レポ記事、全5頁。
・連載コラム「同上[第七歩]」・・・生姜マッサージにチャレンジ、全1頁。
・ReleaseSpecial「ソロデビュー豊崎愛生」(10月28日)インタビュー形式、全4頁。
■『声アニ』第6巻第12号(2009年11月)
・ReleaseSpecial「3rdシングル[風をあつめて/Bravemyheart]リリース!」(11月25日)インタビュー形式、全4頁。
・好評放映中TVアニメ特集「聖剣の刀鍛冶」インタビュー形式、全3頁。
・新連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[01ぺーじ目]」、全1頁。
・連載コラム「同上[第八歩]」・・富士急ハイランドで遊ぼう、全1頁。
■『声アニ』第7巻第1号(2009年12月)
・PICKUPARTIST「1stアルバム[A.T.M.O.S.P.H.E.R.E.](12月23日)リリース!」、全6頁、インタビュー形式。
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[02ページ]」・・テーマ「いも」
・連載コラム「同上[第九歩]」・・横浜中華街を満喫しよう。全1頁。
■『声アニ』第7巻第2号(2010年1月)
・新春特別企画晴れ着で新年のご挨拶!「スフィア」、全4頁、インタビュー形式。
・連載コラム「同上[第十歩]」・・百人一首をしよう、全1頁。
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[03ページ]」・・テーマ「ウィークポント」
■『声アニ』第7巻第3号(2010年2月)
・LIVE&EVENT SPECIAL「スフィアColorfulConcert」(1月10日東京・渋谷)、全4頁、レポート形式。
・声アニチャンネル(読者投稿欄)
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[04ページ]」・・テーマ「えほん」、全1頁。
・連載コラム「同上[第十一歩]」・・ダーツにチャレンジ、全1頁。
■『声アニ』第7巻第4号(2010年3月)
・春新番組TVアニメ速報「いちばんうしろの大魔王」、全2頁、インタビュー形式。
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[05ページ目」・・テーマ「お茶」
・連載コラム「同上[第十二歩]」・・ボウリングをしよう、全1頁。
■『声アニ』第7巻第5号(2010年4月)・・スフィア本誌初表紙
・HEADLINE「’10年第1弾シングル[REALOVE:REALIFE]リリース(4月21日)&初のライブツアースタート直前(4月18日)」、全7頁、インタビュー形式。
・PICKUPARTIST豊崎愛生「2ndシングル〔『しまじろうヘソカ』の主題歌〕が5月26日にリリース決定」、全3頁、インタビュー形式。
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[06ページ目]」・・テーマ「からー」
・連載コラム「同上[第十三歩]」・・自由が丘スイーツフォレストを満喫しよう、全1頁。
■『声アニ』第7巻第6号(2010年5月)・・別冊附録「まるごとっ!!スフィア」(16頁ブック、CDデビュー1周年)
・PICKUPARTIST豊崎愛生「2ndシングル[ぼくを探して]をリリース!!」、全4頁、ミュージッククリップ密着レポート+インタビュー形式。
・連載コラム「豊明愛生 あきずかん[07ページ目]」・・テーマ「ぎたぁー」
・好評放映中TVアニメ特集「けいおん!!」全6頁、インタビュー形式。
・連載コラム「同上[第十四歩]」・・みんなでおえかきをしよう、全1頁。
■『声アニ』第7巻第7号(2010年6月)
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[08ページ目]」・・テーマ「グミ」、全1頁。
・連載コラム「同上[第十五歩]」・・ムファッサを作ろう、全1頁。
■『声アニ』第7巻第8号(2010年7月)
・SPECIALISSUEスフィア「ニューシングル[NOWloading…SKY]を7月28日にリリース(『あそびにいくヨ!』のOP)するスフィアが浴衣姿で登場」全4頁、インタビュー形式。
・連載コラム「豊崎愛生 とよさきあき[09ページ目]」・・テーマ「ゲーム」、全1頁。
・連載コラム「同上[第十六歩]」・・かき氷を作ろう、全1頁。
■『声アニ』第7巻第9号(2010年8月)
・連載コラム「同上[第十七歩]」・・ゴルフに挑戦、全1頁。
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[10ページ目]」・・テーマ「こーひー」、全1頁。
■『声アニ』第7巻第10号(2010年9月)
・声優らじお倶楽部只今、出張中!/[豊崎愛生のおかえりらじお](豊崎愛生)、全1頁、インタビュー形式。
・連載コラム「同上[第十八歩]」・・ミックスジュースに挑戦、全1頁。
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[11ページ目]」・・テーマ「酒」、全1頁。
■『声アニ』第7巻第11号(2010年10月)
・PICKUPARTISTスフィア「ニューシングル[MOONSIGNAL]リリース&フォトブック[天体観測]速報!」、全6頁、レポ&インタビュー形式。
・連載コラム「同上[第十九歩]」・・トランプで遊ぼう、全1頁。
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[12ページ目]」・・テーマ「しゃしん」、全1頁。
■『声アニ』第7巻第12号(2010年11月)
・HEADLINEスフィア「初のフォトブック[天体観測]発売記念&日本武道館ライブ(7月23日)直前スペシャルインタビュー!!」、ミュージックレインソロシングル4週連続リリース大特集全「豊崎愛生11月10日、3rdシングル[Dill]リリース」全9頁、インタビュー形式。
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[13ページ目]」・・テーマ「すし」、全1頁。
・連載コラム「同上[第二十歩]」・・フォトブック『天体観測』をつくろう
■『声アニ』第8巻第1号(2010年12月)
・PICKUPLIVEスフィア「超速報!11月23日に開催されたスフィアの日本武道館ライブの模様を完全レポート」レポ形式、全4頁。
・連載コラム「同上[第二十一歩]」・・日本武道館ライブを成功させよう
・好評放映中TVアニメ特集「[おとめ妖怪ざくろ]」全3頁、インタビュー形式。
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[14ページ目]」・・テーマ「せいゆう」、全1頁。
■『声アニ』第8巻第2号(2011年1月)
・新春特別企画「’11年も大活躍の予感大!愛生ちゃんが掲げる今年の目標とは!?」全4頁、インタビュー形式。
・PICKUPARTISTスフィア「’11年は初となるライブBlu-RayDisc&DVDのリリースでスタート!」、全4頁、インタビュー形式。
・連載コラム「同上[第二十二歩]」・・ツイスターで遊ぼう、全1頁。
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[15ページ目]」・・テーマ「そら」、全1頁。
■『声アニ』第8 巻第3 号(2011年2月)
・連載コラム「同上[第二十三歩]」・・チョコレートアートに挑戦
・RELEASESPECIALスフィア「2ndアルバム[Spring is here](3月16日)リリース記念2号連続特集第一弾!」全3頁、インタビュー形式。
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[16ページ目]」・・テーマ「たいやき」、全1頁。
■『声アニ』第8巻第4号(2010年3月)
・PICKUPARTISTスフィア「2ndアルバム[Spring is here](3月16日)リリース記念2号連続特集第2弾!4人の初ワンマンライブイベント[MusicRainbow01]も完全密着レポート!!」全7頁、レポ&インタビュー形式。
・第2回ミュージックレインスーパー声優オーディション開催「ミュージックレイン・宮本氏に直撃インタビュー!!」全2頁。
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[17ページ目]」・・テーマ「ちきゅう」、全1頁。
・連載コラム「同上[第二十四歩]」・・ジェンガで遊ぼう、全1頁。
■『声アニ』第8巻第6号(2010年5月)
・HEADLINE豊崎愛生「6月1日に待望の1stアルバム[loveyourlife,lovemylife]をリリースする豊崎愛生が、ソロとしては初となる表紙&巻頭特集に登場!!」全13頁、インタビュー形式。
・PICKUPARTISTスフィア「4月17日開催ライブ[SpringPartyisHERE]速報レポート&5月11日発売ニューシングル[Hazy]特集の豪華2本立て!!」全7頁、レポ&インタビュー形式。
・連載コラム「同上[第二十六歩]」・・りんごの皮むきに挑戦、全1頁。
・好評放映中TVアニメ特集「[花咲くいろは]」全3頁、インタビュー形式。
・声アニチャンネル(読者投稿)
・連載コラム「豊崎愛生 あきずかん[19ページ目]」・・テーマ「でぱちか」、全1頁。
『Pick-up Voice』
■『Pick-up Voice』Vol.16(2009年4月)・・・該当記事なし
■『Pick-up Voice』Vol.17(2009年5月)・・リニューアル第一号
・Pick-UpNews「スフィア」四分の一頁、次号予告的記事。
■『Pick-up Voice』Vol.18(2009年6月)
・大特集スフィア「1stSingle『FutureStreamRelease』(4月28日)」全8頁、インタビュー形式。
■『Pick-up Voice』Vol.19(2009年7月)・・該当記事なし
■『Pick-up Voice』Vol.20(2009年8月)・・該当記事なし
■『Pick-up Voice』Vol.21(2009年9月)
・大特集スフィア「NewSingle『SuperNoistNova』7.29Release」全6頁、インタビュー形式。
■『Pick-up Voice』Vol.22(2009年10月)・・該当記事なし
■『Pick-up Voice』Vol.23(2009年11月)・・該当記事なし
■『Pick-up Voice』Vol.24(2009年12月)・・該当記事なし
■『Pick-up Voice』Vol.25(2010年1月)
・大特集スフィア「NewSingle『風をあつめて/Bravemyheart』Release」全5頁、インタビュー形式。
■『Pick-up Voice』Vol.26(2010年2月)
・巻末大特集スフィア「1stAlbum『A.T.M.O.S.P.H.E.R.E』Release」全9頁、インタビュー形式(パーソナルアルバムインタビュー)。
■『Pick-up Voice』Vol.27(2010年3月)・・該当記事なし
■『Pick-up Voice』Vol.28(2010年4月)
・2010NEWYEARLIVESPECIALスフィア「2010.1.10・31「ColorfulConcert」(加奈川県民ホール追加公演)全2頁、レポート形式。
■『Pick-up Voice』Vol.29(2010年5月)・・スフィア表紙(本誌初)
・表紙巻頭大特集スフィア「本誌初の表紙巻頭特集!シングルリリース、ツアースタート!」、全16頁、インタビュー形式。
■『Pick-up Voice』Vol.30(2010年6月)
・巻末大特集スフィア「ついにツアースタート!ますます注目度↑」全11頁、インタビュー形式。
■『Pick-up Voice』Vol.31(2010年7月)・・該当記事なし
■『Pick-up Voice』Vol.32(2010年8月)・・該当記事なし
■『Pick-up Voice』Vol.33(2010年9月)
・表紙巻頭大特集スフィア「NewSingleRelease!」全16頁、インタビュー形式(パーソナルインタビューあり)。
※以下、国会図書館に所蔵なし
『VOiCE Newtype』
■『VOiCE Newtype』No.31(第8巻第7号)(2009年4月)・・該当記事なし
■『VOiCE Newtype』No.32(第7巻第4号)(2009年6月)
・PICKupPrograms「けいおん!」全3頁、インタビュー形式。
・NewReleaseNews「スフィア」(『FutureStream』)全3頁、インタビュー形式。
■『VOiCE Newtype』No.33(第7巻第6号)(2009年8月)
・PickupPrograms「けいおん!」全3頁、インタビュー形式。
・ボイスランキング(2009年7月)女性部門「10位豊崎愛生(156票)」。
■『VOiCE Newtype』No.34(第7巻第9号)(2009年10月)
・ボイスランキング(2009年8月)女性部門「7位豊崎愛生(242票)」。
■『VOiCE Newtype』No.35(第8巻第2号)(2009年12月)
・ボイスランキング(2009年12月)女性部門「10位豊崎愛生(119票)」。
・NewReleaseNews「スフィア」全1頁、インタビュー形式。3rd『風をあつめて/Bravemyheat』関連。
■『VOiCE Newtype』No.36(第8巻第4号)(2010年3月)
・巻頭特集「第四回声優アワード」該当部分は全5頁、インタビュー形式。
■『VOiCE Newtype』No.37(第8巻第8号)(2010年6月)
・「音楽も夏も全部![けいおん!!]の5人でやりたいこと!」全4頁、インタビュー形式。
・ボイスランキング(2010年7月)女性部門「1位豊崎愛生(487票)」。
・ボイスナビゲーション「スフィアの全国ツアー」関連、全1頁、レポ形式。
■『VOiCE Newtype』No.38(第8巻第10号)(2010年9月)
・ボイスランキング(2010年9月)女性部門「4位豊崎愛生(323票)」。
・NewReleaseNews「スフィア」ツアーライブ関連、全1頁、インタビュー形式。
■『VOiCE Newtype』No.39(第9巻第2号)(2010年12月)
・声優アーティスト・オブ・ザ・イヤー「′10年を彩った「いま、知りたい!」15組を大フィーチャー!」全5頁、インタビュー形式。
・ボイスランキング(2010年11月)女性部門「4位豊崎愛生(320票)」。
■『VOiCE Newtype』No.40(第9巻第4号)(2011年3月)
・第五回声優アワード「注目の受賞者全17名グラビア&インタビュー!」全12頁、インタビュー形式。
・ボイスランキング(2011年3月)女性部門「1位豊崎愛生(530票)」。
・NewReleaseNews「スフィア」、2ndアルバムリリース関連、全2頁、インタビュー形式。
『B.L.T.VOICEGIRLS』
■『B.L.T.VOICEGIRLS』VOL.1(2010年2月)
・sphere「結成2年目に突入!躍進を続けるスフィアの素顔が見えるロングインタビュー」全20頁、インタビュー形式。
■『B.L.T.VOICEGIRLS』VOL.2(2010年5月)
・スフィア「シングル「REALOVE:REALIFE」を発売したスフィアを大特集!全員集合+個人インタビューを完全収録の全24p」、インタビュー形式。
■『B.L.T.VOICEGIRLS』VOL.3(2010年8月)
・スフィア「武道館ライブを発表!ニューシングル「Nowloading…SKY!!」リリース!スフィアの次なる野望とは??」全14頁、インタビュー形式。
■『B.L.T.VOICEGIRLS』VOL.4(2010年11月)
・豊崎愛生「今度の新曲をプロデュースしたのは、クラムボン。VG初ソログラビアでは彼女の満点の笑顔がハジケる」全6頁、インタビュー形式。
■『B.L.T.VOICEGIRLS』VOL.5(2011年2月)
・スフィア「幕張メッセでのライブを発表!武道館をライブを成功させ、2011年も走り続ける彼女たちのスペシャルインタビュー」全16頁、インタビュー形式。
■『B.L.T.VOICEGIRLS』VOL.6(2011年5月)
・スフィア「幕張メッセでのライブも大成功!スフィアの勢いはどこまでも。ニューシングルをリリース!」
・豊崎愛生「初のソロアルバムをリリース。彼女の音楽性が詰まった良作がリリース。豊崎愛生ファイバリットCDも紹介」全10頁、インタビュー形式。
『声優PARADISE』
■『声優PARADISE』vol.01(2010年8月)
・Reports&News「『あそびにいくヨ!』のアフレコ現場にキャストが勢揃い!」全2分の1頁、レポート記事。
■『声優PARADISE』vol.02(2010年11月)・・該当記事なし
■『声優PARADISE』vol.03(2011年3月)・・隔月刊化スタート
・スフィア「スフィアライブ2010sphereONLOVE,ON日本武道館」全2頁、レポート形式。