エオルゼア歴史探訪ツアー


■「FCイベントにどうでしょう!」ということで、「エオルゼアの歴史探訪ツアー」の具体案を考えてみました!ご自由に改変して活用してくださると嬉しいです。
※「蒼天のイシュガルド」クリア済の方を対象とします。
※小難しい話は一切省略しております。

―≪当ツアーのおススメポイント!≫――――――
☆エオルゼアの歴史をできるだけ簡潔に解説!ガイド(台詞)付きです!
☆第一星暦から第七星暦までの歴史をギュッと詰め込みました!
☆テレポと徒歩・チョコボで気軽に見学!
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■ツアールート
①FCハウス集合(場所はどこでもOK)
↓テレポ
②「南ザナラーン」(忘れられたオアシス)
↓テレポ
③「モードゥナ」→徒歩(及びチョコボ)「銀泪湖北岸」
↓徒歩(及びチョコボ)
④「クリスタルタワー」
↓テレポ
⑤「魔大陸アジス・ラー」→チョコボ「魔科学研究所」
↓チョコボ
⑥「対偶の磔刑台」
↓テレポ
⑦「東部森林」→徒歩(チョコボ)「十二神聖堂」
↓テレポ
⑧「外地ラノシア」→徒歩(チョコボ)「ニーム浮遊遺跡」
↓テレポ
⑨「南部森林」→徒歩(チョコボ)「古城アムダプール」
↓テレポ
⑩「低地ドラヴァニア」→チョコボ「シャーレアン工匠街」など

■ツアー進行例&ガイド案
(1)集合:場所はどこでもOK
※FCハウスなどおすすめです。ツアー序盤は主催者の口頭説明が長くなりますので、ハウス内のお部屋など、まったりできるところがあると尚良いかもしれません。

【台詞1】皆さんこんにちは!本日はFC〇〇の「歴史探訪ツアー」にお申込みいただき、誠にありがとうございます。私は本ツアーのガイドを担当いたします〇〇と申します。よろしくお願いいたします。本日は、エオルゼアの英雄でもある皆さんに、皆さんが救ってきたエオルゼアの歴史を知っていただこうと思います。歴史の授業が大嫌いな人も大丈夫!簡単に!ざっくりと!歴史をお届けしちゃいます。また、皆さんにはエオルゼアの各地に飛んでもらい、自分達の目で歴史を体感してもらおうと思ってます。
(台詞はsayやpartyチャットを推奨、マクロにコピペしても可)

【台詞2】さて、私たちが今生きているこのエオルゼアには長い、なが~い歴史があります。そしてこのエオルゼアは古の時代より、衰亡の時代「霊災」と繁栄の時代「星暦」が繰返されてきました。

【台詞3】ではここで問題です!現在の星暦は第〇の星暦でしょうか?(※誰かを指名したり、自分で答えても可)そうです!現在は第七星暦、エオルゼアで7回目の繁栄の時代を私たちは生きています。では、今より前の時代はどのような時代だったのでしょうか。未来を見通し、現在を歩むためには、過去を顧みなければなりません。「霊災」と「星暦」の繰り返しによって綴られてきたエオルゼアの歴史を今一度振り返ってみましょう!

【台詞4】まず、この世はいつから始まったのか。これは永遠の謎です。あらゆる種族や民族がそれぞれの神話を語り継いでいますが、明確な真実はわかりません。ただ、少なくとも人の歴史は何千年もの昔の第一霊災の後に始まったと言われております。第一霊災は風の災厄でした。天をゆるがす風の災いが起こったのです。この第一霊災によって神話の時代は終わりを告げ、人が繁栄を遂げる「第一星暦」が到来し、人の歴史が始まりました。

【台詞5】第一星暦は石器文明の時代と言われています。石器を作り、火を扱うことを覚え、文明化の道をたどります。原始的な農耕が始まり、定住化が促進された結果、村や街ができました。この時代の末期には、「国」と呼べる規模の共同体もできていたようです。そして「王」が登場し、周辺の集落を武力で支配していきました。この時代から既に人々の間で争い事がはじまっていたのです。

【台詞6】王と国の登場で人々は繁栄しましたが、それも長続きしませんでした。雷の厄災「第二霊災」が起こります。一説には、石器や青銅器を手にした人が欲望の赴くままに自然を破壊し、多くの生物を殺しまくったため、その天罰だったとも言われています。第二霊災では、長い間激しい雷雨が続き、国が破壊されていきました。人々はこの災厄を神々の怒りだと考えました。神々への祈りやおまじないを繰り返した結果、初歩的な魔法がこの時に生まれました。

【台詞⑦】長く続いた悪天候を人びとは魔法の力で乗り切ました。こうして第二星暦がはじまります。この時代は魔法を使える者たちが民衆をまとめ、権力を握ることとなりました。そして彼らの教えがいつしか宗教を作りだしました。この時代に各地で宗教国家が成立し、文明を大いに発展させました。

【台詞8】ただ、繫栄によってもたらされた富が、やがて対立を生むのはいつの時代もかわりません。第二星暦も末期になると異なる宗教国家同士が戦争をはじめます。その戦争がずっと続いた結果、神罰でも下ったかのように、かつてない規模の日照りが続きました。これが火の災厄「第三霊災」です。その結果、エオルゼアの大地はどうなったのでしょうか。

【台詞9】ここで、中央ザナラーンに飛んでみましょう!

(2)「南ザナラーン」(忘れられたオアシス)にテレポ

※サゴリー砂漠を眺める感じで。

【台詞10】火の災厄「第三霊災」は、緑豊かな土地を荒廃させました。ここエオルゼア南部のザナラーンは、かつては緑豊かな草原でした。第三霊災の結果、草原が根こそぎ消滅した結果、今皆さんが見ているような現在の姿になったのです。

【台詞11】では、次の場所に飛びましょう!

(3)「モードゥナ」にテレポ→徒歩(チョコボ)で「銀泪湖」側へ

※黙約の塔を眺められる位置あたり。

【台詞12】第三霊災でエオルゼアが焦土と化した後、人びとは再び集まり国を作ります。ここで登場するのが、類い稀なカリスマ性をもった「ザンデ」という指導者でした。そう、この近くにあるクリスタルタワーの中で戦ったあのマッチョマンですね。彼は魔導士を活かした軍勢を作り上げ、次々と周辺諸国を征服していきました。そして彼は自ら皇帝を名乗り「アラグ帝国」をつくりました。帝国の帝都があったのが、ここ「銀泪湖」です。これが第三星暦の始まりとなります。この時代、魔法と科学を融合した「魔科学」というものが生まれ、凄まじい勢いで発展していきます。

【台詞13】また少し移動します~!

(4)徒歩(チョコボ)で「クリスタルタワー」へ

※外からも見えますが、クリスタルゲートの中まで入ってもよいかもしれません。

【台詞14】エオルゼア統一を成し遂げた後、ザンデは亡くなりますが、ザンデの死後もアラグ帝国は繁栄を続けます。今皆さんの目の前にある巨大装置クリスタルタワー(別名シルクスの塔)は、太陽の力を集める装置です。莫大なエネルギーを集めることができて、人々の暮らしはさらに豊かになりました。こうしてアラグ帝国は黄金期を迎えますが、高度に発展しすぎた文明は人を駄目にしてしまいます。人々は快楽におぼれ、自殺率も高くなり、支配も緩まり、各地で反乱が起こるようになりました。

【台詞15】ここで登場するのが魔科学者アモンです。皆さんもシルクスの塔で戦ったことがあるか思います(皆でシルクスの塔に行っても良いかも)。この天才が皇帝ザンデの死体を墓場から掘り起こし、クリスタルタワーの莫大なエネルギーを投じてザンデを復活させてしまいます。

【台詞16】また、テレポで移動しましょう~!

(5)「魔大陸アジス・ラー」にテレポ→チョコボで「魔科学研究所」へ

※側にある「三闘神像」を見ても良いかもしれません。

(6)チョコボで「対偶の磔刑台」へ(ティアマットのいる場所)

【台詞20】さらに、ここに磔にされているティアマットが、死んでしまったバハムートの復活を願い、神として召喚してしまいます。この神として復活した龍神「バハムート」こそが、新生の際に衛星ダラガブから出現したバハムートであり、皆さんがエンドコンテンツで邂逅したバハムートです。

【台詞21】ただ、アラグ帝国はさらに上手でした。蛮神を捉えて利用する拘束技術と、死者を依り代として召喚する妖異の軍勢をザンデは手に入れます。拘束技術を利用して、三闘神も捕獲しました。バハムート邂逅編のツインタニアの拘束具もそうです。妖異の軍勢は、異界「ヴォイド」の魔王である「暗闇の雲」と契約を交わすことで従えることに成功しました。皆さんが闇の世界で戦ったあの大妖異です。さしものバハムートも劣勢となり、蛮神兵器に捕獲されてしまいました。かくしてザンデは南方大陸を手に入れたのです。

【台詞22】しかし、戦いが終わってザンデに残ったのは虚無だけでした。「世界のすべてを無に還す」という思想に取り憑かれてしまいます。ザンデは、捕獲したバハムートを天に昇らせ月の衛星とする壮大な計画にとりかかります。バハムートに莫大な力を集めさせて、かつてない規模の異界の門を開き、暗闇の雲をハイデリンに招いて世界を無に還そうとしたわけです。

【台詞23】そして、バハムートが起動し莫大な力が天からクリスタルタワーへ降り注ぎます。しかし、クリスタルタワーを支える地盤はこれに耐えられませんでした。地殻が崩壊し、かつてない規模の大地震が発生します。これが土の災厄「第四霊災」です。沈みゆくクリスタルタワーの中でアモンは時魔法を発動、時間を凍結させることで長き眠りにつきました。この後の話は、皆さんこそが歴史の証人です。英雄たる皆さんとグ族の末裔によって、ザンデと暗闇の雲の脅威は退けられました。

【台詞24】第四霊災のあと、第四星暦の人びとは文明崩壊を引き起こした魔科学を禁忌として放棄します。それは徹底され、親が子に文字を教えることすら避けられました。文明レベルは第二星暦程度にまで後退したと言われます。この時代ついて記された資料はほとんど残されておりません。謎の多い時代となっています。

【台詞25】そしていかなる経緯があったのかは謎ですが、第四星暦の繫栄に終止符を打ったのが、氷の災厄「第五霊災」でした。伝承によれば、大寒波が続き、地上のあらゆるものが凍結したといいます。そのため、この時代は「大氷雪時代」とも呼ばれます。ちなみに、ミコッテはこの時代に凍った海を越えてエオルゼアにやってきたらしいです。

【台詞26】この第五霊災を経て、新たに訪れた第五星暦は大魔法時代でした。寒さを凌ぐために魔法が復活したのです。エオルゼア各地にも都市国家が次々とあらわれます。個々の都市国家は十二神それぞれを守護神として強く信仰するようになりました。これは、魔法の復活と共に信仰も復活したためです。

【台詞27】ちょっと移動しましょう~!

(7)「東部森林」にテレポ→⑩徒歩(チョコボ)で「十二神聖堂」へ

 

【台詞28】この十二神聖堂は第五星暦初頭に建てられたものです。長く森に埋もれていましたが、最近になって再建され、今ではエターナルバンドの式場としても活用されています!

【台詞29】さて、第五星暦になって多くの都市国家が生まれたといいましたが、それらの国家が生き残りをかけて戦い始めます。人の歴史は戦いの歴史です。第五星暦1000年代には、魔法都市「マハ」、古都「アムダプール」、海洋都市「ニーム」を含め、都市国家の数は6つにまで減少していました。これらの生き残った都市国家も戦乱の泥沼にはまっていきます。

【台詞30】魔法都市「マハ」は、よく聞く名前だと思います。つい最近まで行っていた人も多いかと。このマハにひとりの天才女魔導士「シャトト」が生まれます。この人が黒魔法を発明し、マハの軍事力を飛躍的に高めました。さらに、マハは第三星暦のアラグ帝国のように、妖異を召喚し使い魔として使役できるようになっていました。ここら辺の後始末を、「ヴォイドアーク→マハ→ダンスカー」で私たちが行ってきたわけですね。

【台詞31】では、先ほど紹介したニームの関連遺跡を見に行きましょう!

(8)「外地ラノシア」へテレポ→徒歩(チョコボ)で「ニーム浮遊遺跡」へ

 

【台詞32】第五星暦時代、このあたりに「ニーム」という海洋都市が存在していました。目の前に見える幻想的な光景は、ニーム浮遊遺跡です。地脈の変動により、遺跡の一部が浮遊してしまったようです。ニームで有名なのは都市の防衛を担った「ニーム海兵団」です。この軍団は、軍学魔法を習得した魔導士が、斧を主武器とする海兵たちを指揮するという独自の編成スタイルをとっていました。ご存知の通り、「学者」と「戦士」とルーツです。

【台詞33】では、アムダプールにも行ってみましょう!

(9)「南部森林」にテレポ→徒歩(チョコボ)で「古城アムダプール」へ

※側に古アムダプール市街もあります。

【台詞34】アムダプールは、第五星暦初頭に、ヒューラン族の一部族がここ南部森林に移住してきて建国した都市です。皆さんの周辺に見えるのが、ここら一体に存在していたアムダプール市街を守るために築かれたお城です。マハの黒魔法に対抗して、アムダプールでは白魔法を編み出しました。

【台詞35】そして第五星暦1200代半ばになると、エオルゼア全土を巻き込んだ戦争が始まります。白魔法や黒魔法など、大いなる魔法を用いた大戦争となったので、人々は「魔大戦」と呼びました。

【台詞36】魔大戦では、ここアムダプールも戦地となりました。マハの軍勢がここまで迫ってきたのです。マハの黒魔導士たちは妖異「ディアボロス」を召喚、アムダプールの白魔導士たちは石造りの守護像「クリプ」を繰り出してこれに対抗します。古アムダプール市街のダンジョンで、ディアボロスとクリプが登場するのはこういった歴史があったからです。

【台詞37】魔大戦により環境が破壊されたエオルゼアに、さらに水の災厄「第六霊災」が訪れます。大津波がエオルゼア各地を襲いました。ここ、白魔法の都「アムダプール」も崩壊します。やがて植物に覆われ森に沈むこととなり、今の黒衣森の姿となります。こうして魔法文明によって栄えた都市は滅び去りました。

【台詞38】いよいよ皆さんも良く知る時代に突入します。第六星暦の時代です。第六星暦の時代は、災害の引き金となった強力な魔法は禁忌として封じられ文明も大きく後退します。そのような状況で始まった第六星暦でしたが、数百年もたつと次第に人口も回復し、再び都市国家が出現します。皆さんお馴染みの「グリダニア」「リムサ・ロミンサ」「ウルダハ」「イシュガルド」「アラミゴ」「シャーレアン」といった「エオルゼア六大都市」が成立するのもこの時代です。
※厳密にはゲルモラ→グリダニア、ベラフディア→ウルダハ・シラディハだが、煩雑となるので省略。

【台詞39】ただ、国家が複数存在する以上、争いはなくなりません。「ギルド」がこの時代に成立したのも傭兵の需要があり続けたからです。ちなみに、皆さんがよく使用しているエーテライト。これはシャーレアンの民が昔の技術を再現したもので、この技術の伝来がエオルゼアに転送網を築き上げることになります。

【台詞40】そして第六星暦1500年代になると、エオルゼアの外で「ガレマール帝国」が成立します。帝国は周辺地域を次々と征服、次なる標的をエオルゼアに定めます。

【台詞41】第六星暦1557年には、エオルゼア六大都市の一角「アラミゴ」が陥落します。2017年の拡張「紅蓮のリベレーター」はここアラミゴを巡るお話になりそうですね!

【台詞42】アラミゴ陥落を受けて、リムサ、ウルダハ、グリダニア、イシュガルドは「エオルゼア軍事同盟」を結成します。あれ?残るシャーレアンはどうしたのでしょう?

(10)「イデルシャイア」にテレポ→チョコボで「シャーレアン工匠街」などへ

 

【台詞43】シャーレアンは軍事同盟に加わりませんでした。植民都市であったこの場所を放棄し、北の本拠地に帰ってしまいます。これを「大撤収」と呼びます。一夜にしてもぬけの殻となった都市をみて、残された他の都市民はただただ愕然としました。その後、ご存知の通り、イシュガルドもエオルゼア軍事同盟を撤退します。ドラゴン族との長い戦いを続けているため、戦力を割いている余裕がなかったのです。

【台詞44】ここから先は皆さんもよくご存じの通り。シャーレアンのルイゾワを中心とする「救世詩盟」がエオルゼアの救済を掲げて活動を開始します。冒険者ギルドが設立され、グランドカンパニーも設立され、冒険者が活躍する時代となります。

【台詞45】そして、「ガレマール帝国」のメテオ計劃が始動します。帝国は月の衛星ダラガブが古代アラブ文明の産物であることを知っていました。この衛星をエオルゼアに落下させるというとんでもない計画が実行に移されたのです。

【台詞46】メテオ計劃に対するルイゾワの秘策は、エオルゼア十二神の召喚です。神降ろしをすることでダラガブを天に押し戻し、再度封印しようとしました。

【台詞47】しかし、惑星ダラガブには、第三星暦の時代にアラグ帝国が捕獲した蛮神バハムートがいました。帝国の本当の目的はこのバハムートの解放です。ルイゾワの犠牲でエオルゼアは滅亡を免れましたが、その被害は甚大でした。かくしてエオルゼアは七度目の衰亡の時代、「第七霊災」に突入していったのです。

【台詞48】この後、エオルゼアはいかにして新たなる繁栄の時代「第七星暦」へと向かうことになったのか。これは光の戦士たる皆さんの活躍そのものが歴史であり、後世にまで語り継がれることでしょう。

【台詞49】長い間ご清聴ありがとうございました。これにて歴史探訪ツアーはおしまいです。エオルゼアの歴史に少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです!

史学者 kaede takagaki (案)
※『Encyclopedia Eorzea』(スクウェア・エニックス、2016年)の「歴史」の項目を下敷きにしております。